中医学で考える不妊の原因 その①

妊活中のみなさんこんにちは

今回のブログでは中医学で考える不妊のパターン5パターンを

ご紹介します

 

原因 その① 腎陰虚による不妊

        (体の干ばつが原因の不妊)

中医学はなんでも陰陽で考えますが、陰の力不足が原因で不妊になってしまう事があります。

 

これを「陰虚」と呼びます。陰の力は卵胞を大きく育てていったり、質の良い内膜を作るために必要ですので、陰の力不足になってしまうと、卵胞が未熟なまま排卵してしまったり、また、内膜がしっかりとした厚さになってくれない事があります

陰虚をチェックするポイントは以下のようなものがあります

 

□体の火照りがある

車で例えると冷却水不足でエンジンが熱を持っている状態ですね

 

□月経の周期の低温期が短い

低温期が短いと卵胞の発育が不十分なまま排卵している可能性があります

 

□体温が全体的に高い

基礎体温は個人差がありますが、高温期が37度を超えていると高すぎるかもしれません。

 

さて、このような陰虚には

補陰の漢方薬を使っていきます

 

具体的には

六味丸、杞菊地黄丸、左帰丸、二至丸、知柏地黄丸、亀鹿二仙膠

などです。

 

このようなタイプの方は陰の力を補う事で質の良い卵胞、質の良い内膜になり、妊娠力を高める事ができます

 

思い当たる症状のある方はぜひご相談くださいね