妊活をはじめると、
「自分の体って、赤ちゃんを迎えられる状態なのかな…」と不安になることはありませんか?
病院で検査をしても「異常なし」と言われた。
でも、なかなか授からない
そんなお悩みを抱えて相談にいらっしゃる方が多くいらっしゃいます。
実は、毎月の生理は、あなたの体のコンディションをそのまま映し出す”健康バロメーター”です。
色・量・期間・質の4つを観察するだけで、自分の体質に気づくヒントが隠れています。
今回は、中医学の視点から「妊娠しやすい体かどうか」を月経でチェックする方法をご紹介します。
まず「正常な月経」とはどんな状態?

中医学では、月経は「血(けつ)」が子宮から外に出るものとして捉えています。
血とは、体全体を栄養する赤い液体で、体の隅々に届いて臓器をうるおし、妊娠を支える大切な存在です。
その血が正常に巡っているとき、月経は次のような状態になります。
| 項目 | 正常の目安 |
|---|---|
| 期(周期・持続日数) | 周期27〜35日、持続3〜7日 |
| 量(経血量) | 毎回60〜120ml程度 |
| 色(経血の色) | やや暗めの赤色 |
| 質(経血の状態) | やや濃く、サラサラでも固まりでもない |
これが基準です。自分の月経がこれと大きくズレている場合、体のどこかにサインが出ているかもしれません。
4つのポイントで体質チェック

① 期(周期・持続日数)
月経周期が27〜35日の範囲で規則的に来ていれば、まずは安心です。
ただし、3か月以上続けて不規則な場合や、月経が3か月以上こない場合は、体に何らかの問題が隠れていることが多く、治療が必要なケースもあります。
中医学では、周期が長くなるのは体のエネルギー(気)や血が足りない「気血両虚」や、血のめぐりが悪い「瘀血(おけつ)」のサインと考えることがあります。
② 量(経血量)
一般的には、2〜3日目がいちばん多く、1日目と4日目以降は少なめになります。
ただ、量は個人差があるため、他人と比べるよりも以前の自分と比べて変化があるかどうかが重要です。
- 量が急に減ってきた → 気や血が不足しているサインかも(気虚・血虚)
- 量がとても多い → 体に熱がこもっているか、血のめぐりが乱れているかも
③ 色(経血の色)
月経初日は色が薄めで、徐々に暗めの赤色に変化するのが正常です。
- 色がとても薄い(ピンクっぽい) → 血や気が不足している(血虚・気虚)のサイン
- 色が黒っぽい・どす黒い → 血のめぐりが悪い「瘀血(おけつ)」や、体が冷えている「寒邪(かんじゃ)」の影響を受けている可能性
経血の色は、中医学で「自分の体の状態をチェックする最もわかりやすい窓口」と言われています。
④ 質(経血の状態)
正常な経血は、普通の血液より少し濃く、サラサラでも、固まりでもない状態です。
- 水のようにサラサラ → 体が冷えているか、気・血が不足しているサイン
- レバーのような固まり(血塊)が混じる → 血のめぐりが悪い「瘀血」や、体に何かしらの問題があるサイン
あなたの月経は、どんな状態でしたか?
「そういえば、最近色が薄くなってきた」 「量が減ってきた気がする」 「塊が出ることがある」
こうした変化は、体が「助けて」と送っているSOSかもしれません。
中医学では、月経のようすを観察することで、妊娠しやすい体づくりに何が足りないかを読み解くことができます。
不妊や婦人病の背景に、月経のトラブルが現れることもとても多いのです。
今日からできる養生のヒント
🌿 経血の色が薄い・量が少ない方へ(血虚タイプ)
- 黒豆、黒ごま、なつめ、ほうれん草など「血を補う」食材を意識的にとりましょう
- 夜更かしを避け、23時前には就寝を。血は睡眠中につくられます
🌿 塊が多い・色が黒っぽい方へ(瘀血タイプ)
- 体を冷やす飲み物・食べ物(生もの、冷たい飲料など)を控えましょう
- 軽いウォーキングや入浴で体を温め、血のめぐりをよくしてあげてください
自分ひとりで判断するのは難しいことも
月経のようすには個人差があり、「これが正常かどうか」を自分で判断するのはなかなか難しいですよね。
漢方相談では、月経の状態・体質・生活習慣などをじっくりお聞きしたうえで、あなたの体に合った漢方薬や養生法をご提案しています。
「妊活を始めたいけれど、まず体を整えたい」 「生理のようすが気になっていた」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。一緒に、赤ちゃんを迎えやすい体づくりを考えていきましょう。
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