「がんの手術が終わったのに、体がぼろぼろで何もできない」
「抗がん剤の副作用がつらくて、治療を続けられるか不安…」
「西洋医学の治療と並行して、何か体を助けることはできないかな」
そんなことを、ふとした瞬間に思ったことはありませんか。
がんと向き合うとき、患者さんが求めるのは「現代医学の治療」だけではないと、私たちは感じています。
治療を乗り越えられる体力を保ちたい。
副作用をできるだけやわらげたい。
気持ちを安定させて、前を向いていたい
そんな願いに、漢方は寄り添うことができます。
漢方薬単独でがんを治すわけではありません

まず、正直にお伝えします。
漢方薬だけで癌と戦うのは得策ではありません
漢方には「がんと戦う体の土台を整える」という役割があります。
必要に応じて現代医学の治療と組み合わせることが大切です
中医学(漢方の理論的背景となる中国伝統医学)では、がんが生じる背景に「正気(せいき)の衰え」があると考えます。
正気とは、体が本来持っている回復力・抵抗力のこと。
この正気が弱まったところに、
「邪気(じゃき)」——
寒さ・熱・瘀血(おけつ)
・痰などの病因——が入り込んで根を張ることで、腫瘍が育ちやすくなると考えるのです。
だから漢方の目的はシンプルです。
正気を補い、邪気を取り除く。
こんな状態が気になっていませんか?

がんの治療中・治療後に多い体の変化を、中医学の視点から見てみましょう。
「気力がない、疲れやすい」→ 気虚(ききょ)・陽虚(ようきょ)
体を動かすエネルギー「気」や、体を温める力「陽」が不足している状態。
抗がん剤後や手術後に特に多く、顔色が白っぽい、声が小さい、寒がりやすい、下痢しやすいといった症状が現れます。
「胸や腹が張る、げっぷが多い」→ 気滞(きたい)
ストレスや不安から「気の流れ」がつまった状態。
がん告知後や化学療法中の精神的ストレスで悪化しやすく、胸のつかえ、腹部膨満感として現れます。
「しこりがある、刺すような痛み」→ 瘀血(おけつ)
血の流れが滞った状態。がん細胞の増殖ともっとも関係が深い病態とされ、紫色がかった唇や舌、痛みの固定化などがサインです。
「熱感がある腫れ、発赤」→ 熱毒(ねつどく)
炎症をともなう腫瘍や感染合併に多い状態。全身の高熱、悪寒戦慄、腫れて熱を持つ部位などが現れます。
漢方ではどんな生薬を使うの?
中医学のがん治療では、大きく3つのアプローチがあります。
① 免疫力を高める生薬
人参・黄耆(おうぎ)・霊芝・冬虫夏草・茯苓・枸杞子などは、体の免疫機能を高め、
がん細胞の増殖や転移を抑制する可能性が動物実験や臨床試験で示されています。
正気を補う代表的な薬です。
② 気・血・水の流れを整える生薬
丹参・桃仁・紅花・乳香(気血の流れを改善)、陳皮・木香・香附子(気の巡りを促す)、
半夏・天南星・海藻(痰を取り除く)など、詰まりをほぐして体の環境を整えます。
③ 熱や毒を冷ます生薬
白花蛇舌草・半枝蓮・蚤休・竜葵などは、
炎症や熱毒の状態を鎮める働きがあり、清熱解毒作用を持つことが研究で示されています。
西洋医学の治療との関係は?
漢方は西洋医学の治療を「じゃまする」ものではありません。
抗がん剤や放射線治療を行っている時期は、体への負担が大きいため、
漢方では通常「攻める薬(抗がん生薬)」は使わず、正気を補って治療に耐えられる体作りを優先します。
治療が一段落してからは、再発防止・体力回復・QOL(生活の質)の向上を目的として、その方の体質・病態に合わせた漢方を使っていきます。
大切なのは、「あなたの今の状態」に合わせること。一人ひとりの体質・病期・治療内容を丁寧に確認した上で、漢方の種類や量を判断します。
がんと戦う土台を、一緒に整えましょう
「これを飲めば治る」という漢方はありません。
しかし、体を整えることは癌と戦う上で大切なことです
当店のお客様でも
「末期の膵臓癌と診断された方が2年以上大きくならなかった」
ことや
「ステージ3の肺がんから手術を経て2年以上検査で異常無く過ごせた」
などの結果が出ています
厚麗堂薬局では、西洋医学の治療内容もお聞きしながら、今のあなたの体質に合った漢方をご提案しています。
「自分の場合はどうだろう?」という疑問だけでも、まずはお気軽にご相談ください。
あなたが治療を乗り越えていくための、心強い味方になれたらと思っています。
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