「めまいには五苓散」と聞いて、ドラッグストアや漢方薬局で五苓散を試してみた。
でも、しばらく飲んでも「あれ、あんまり変わらないな…」と感じている。
そんな方、いらっしゃいませんか?
五苓散はめまいの漢方薬として有名なので、まず試してみるのはとても自然なことです。
でも実は、めまいにもいくつかタイプがあって、五苓散が効くタイプと、そうでないタイプがあるのです。
こんなめまい、心当たりありませんか?

一口に「めまい」と言っても、体からのサインはさまざまです。
- 雨の日や梅雨時期になると悪化する
- ストレスが溜まると、頭がくらっとする
- 食べ過ぎ・飲み過ぎの後にめまいが出やすい
- 疲れが溜まると、めまいと一緒にだるさも出る
- イライラすると、視界がグラグラする感じがある
- 夜更かしや睡眠不足が続くと、夕方から悪化する
思い当たるものはありましたか?実はこのタイプの違いが、五苓散が効くかどうかを大きく左右しています。
中医学からみた「めまい」と五苓散の関係
中医学では、五苓散は体の中の余分な水分を、おしっことして外に出してあげる漢方薬と考えます。
むくみやすい、体が水っぽく重い、そうした「水分代謝の乱れ」が原因のめまいには、とても頼りになる存在です。
ただし、めまいの原因は水分代謝の乱れだけではありません。
中医学では、めまいの原因を大きく分けると次のようなタイプがあります。
- ストレス過度タイプ:気の巡りが乱れて起こるめまい。偏頭痛や耳鳴りを伴うことも
- 食後・胃腸タイプ:食後や雨の日に発生し、頭がぼんやり重く感じる
- 冷え・水滞タイプ:梅雨時期など、体が冷えて水はけが悪くなることで起こる(五苓散が得意なタイプはここ)
- 飲食の不摂生タイプ:暴飲暴食の後に発生し、気分の落ち込みを伴うことも
- イライラ・怒りタイプ:ストレスで澄澈な(クラクラした)めまいが出る
- 疲労タイプ:体の疲れが溜まると出て、休むと楽になる
- 腎精不足タイプ:睡眠不足や過労が積み重なり、夕方から夜にかけて悪化する
つまり、五苓散を飲んで効果を感じにくかった場合、水分代謝以外の原因でめまいが起きている可能性が考えられます。
「効かなかった」のではなく、「そのめまいには、別のアプローチが合っていた」ということも多いのです。
自分でできること
タイプによって養生法は変わりますが、共通して意識していただきたいことをいくつかご紹介します。
- めまいが出たタイミング(雨の日、疲れた時、イライラした時など)を記録してみる
- 冷たいものの摂りすぎを控え、体を冷やしすぎない
- 夜更かしを避け、睡眠時間を確保する
- 暴飲暴食を控え、胃腸を労わる食事を心がける
こうした記録は、ご自身のめまいのタイプを知るヒントになります。
一緒に、あなたのめまいのタイプを見つけませんか

とはいえ、自分のめまいがどのタイプにあたるのか、一人で判断するのはなかなか難しいものですよね。
市販の漢方薬を試してみたけれど効果を感じられなかった、という方こそ、体質や症状のパターンを丁寧に伺いながら、あなたに合った漢方薬を一緒に探していきたいと思います。
「五苓散が効かなかったから漢方は自分に合わない」と諦めてしまう前に、ぜひ一度ご相談ください。
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