「理由はよく分からないけれど、なんとなく不安」
「ドキドキして落ち着かない」
「考えすぎて眠れない」
そんな不安感に悩んでいませんか?
病院では「異常なし」と言われたり、
「ストレスですね」と言われて終わってしまうことも多い不安症状。
でも漢方(中医学)では、
不安は“心の問題”ではなく、“体のバランスの乱れ”から起こるもの
と考えます。
心と体はつながっています。
体が弱れば、心も不安定になる。
今日はその考え方を、できるだけ分かりやすくお伝えしますね。
なぜ、不安な気持ちが起こるの?

漢方では、心の安定は
「心(しん)」「肝(かん)」「胆(たん)」そして「血(けつ)」
と深く関係していると考えます。
✔ 心が弱る
✔ 血が足りない
✔ 自律神経の調整役である肝が乱れる
✔ 決断力を支える胆が弱る
こうした体の変化が重なると、
不安・動悸・落ち着かなさとして表れてきます。
つまり、不安は
👉 あなたの体が「ちょっと助けて」と出しているサイン
なのです。
不安感のタイプ別・漢方の考え方
① 心気虚タイプ
「頑張りすぎて、エネルギー切れ」タイプ
こんな症状はありませんか?
・ちょっと動いただけで疲れる
・動悸、息切れがある
・不安になりやすい
・気力がわかない
このタイプは、心を動かすエネルギーが不足しています。
スマホの充電が切れかけている状態に近いですね。
▶ おすすめの漢方
炙甘草湯(しゃかんぞうとう)
心のエネルギーを補い、ドキドキを整えてくれます。
② 血虚タイプ
「心を養う血が足りない」タイプ
こんな症状はありませんか?
・眠りが浅い
・めまい、ふらつき
・顔色が悪い
・物忘れが増えた
・理由のない不安
血は、心を落ち着かせる“栄養”のようなもの。
血が不足すると、心がザワザワしやすくなります。
▶ おすすめの漢方
帰脾湯(きひとう)
血を補い、心をやさしく落ち着かせます。
③ 肝腎陰虚タイプ
「頑張りすぎて、体が乾いている」タイプ
こんな症状はありませんか?
・ほてり、のぼせ
・イライラ
・眠れない
・不安が強くなる
・目の疲れ
体を潤す力が足りず、
熱がこもって心が落ち着かなくなっています。
▶ おすすめの漢方
杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)
体を潤し、イライラと不安をやわらげます。
④ 胆気不足タイプ
「決断できず、不安が先に立つ」タイプ
こんな症状はありませんか?
・些細なことで悩む
・驚きやすい
・優柔不断
・ため息が多い
胆は「決断力」を支える臓。
ここが弱ると、不安が先に出てしまいます。
▶ おすすめの漢方
温胆湯(うんたんとう)
気の巡りを良くし、心を落ち着かせます。
⑤ 痰濁内阻・痰鬱化火タイプ
「体に余分なものが溜まっている」タイプ
こんな症状はありませんか?
・胸がつかえる
・吐き気
・イライラ
・不眠
・口が苦い
体の中に“余分な水分や熱”が溜まり、
それが心をかき乱しています。
▶ おすすめの漢方
黄連温胆湯(おうれんうんたんとう)
余分なものを取り除き、不安を鎮めます。
不安が続くなら、体質を一度見直してみませんか?
不安は、我慢するものでも、
「性格だから」と諦めるものでもありません。
漢方では、
✔ どのタイプの不安なのか
✔ 体は今どんな状態なのか
を丁寧に見極めていきます。
厚麗堂薬局では、
あなたのお話をしっかり伺いながら、今の体に合った漢方をご提案しています。