「乳がんです」と告げられたとき、頭が真っ白になった方も多いと思います。
その後、手術・抗がん剤・放射線・ホルモン療法と次々に決断を迫られ、体だけでなく心も疲れてしまう
そんなお声を、当薬局でもよくお聞きします。
西洋医学の治療をしっかり受けながら、
「もっと自分の体を支える方法はないだろうか」と漢方に目を向ける方が増えています。
漢方は「治療の代わり」ではなく「体を支えるもの」

漢方は、手術や抗がん剤をやめるためのものではありません。
つらい治療を続けるなかで、体力を保つ・副作用を少しでも楽にする・治療後の回復を助ける、そのために使うものです。
抗がん剤中の倦怠感や食欲不振、ホルモン療法中のほてり・寝汗・気分の落ち込み、術後の腕のむくみや肩こり
――こういった症状に対して、中医学(漢方)は長い歴史のなかで積み重ねてきた経験があります。
同じ「乳がん」でも、体質は一人ひとり違います
中医学では、診断名ではなくその人の体の状態を見ます。
ストレスが多く、胸が張ってイライラしやすい方。月経が乱れ、疲れやだるさが続く方。治療で体力が落ち、食欲がなくなってきた方。
同じ乳がんであっても、体質はまったく異なります。
漢方薬は、その方の状態・体質・今どんな治療をしているかを細かく確認したうえで決めます。
「この病気にはこの薬」という一律の処方はありません。
治療中の不安や揺れる気持ちも、ひとつの「症状」です

病気の経過を不安に感じること、先が見えない怖さ、治療のつらさに疲れること――これは当然の気持ちです。
中医学では、感情と体は深くつながっていると考えます。気持ちが沈むと体の巡りも滞る。
だからこそ、心の状態にも目を向けながら処方を考えます。
まずはお話を聞かせてください
「漢方を試したいけれど、今の治療に影響はないか」
「抗がん剤と漢方を一緒に飲んでも大丈夫か」そんな疑問や不安も、遠慮なくお話しください。
乳がんの治療と向き合いながら、少しでも楽に、自分らしく過ごせるように。漢方はそのお手伝いができると思っています。