毎朝、目が覚めてすぐに体温計を口に含んで、グラフに点をつける。
不妊治療を頑張っているみなさんにとって、基礎体温(BBT)の記録は毎日の大切な記録ですよね。
でも、グラフを見るたびに気になることはありませんか?
「なんだか、ガタガタしてる…」
低温期のはずなのに体温が乱高下したり、高温期に入ってもグラフがのこぎりの歯のようにジグザグになったり。
「これって、問題あるの?」と不安になりながらも、なかなか誰にも相談できない——そんな方に、今日は中医学の視点からお話しさせてください。
基礎体温の「ガタガタ」、どんな状態ですか?

基礎体温のガタガタには、大きく分けて2つのパターンがあります。
① 低温期がガタガタ(低温相の起伏) 月経が終わって卵胞が育つ時期(低温期)の体温が、なめらかな水平を描かずにでこぼこ・波打つ状態です。
② 高温期がガタガタ(高温相の不安定) 排卵後に体温が上がるはずの高温期に、のこぎり状・鞍(くら)状・前後でがたつくなど、安定した高温を維持できない状態です。
どちらにも心当たりがある、という方もいらっしゃるかもしれません。
その基礎体温、体からのサインかもしれません
まずはご相談くださいこんな症状も一緒にありませんか?

基礎体温がガタガタの方によくみられる体のサインをまとめました。
- 眠りが浅い、夢をよく見る
- イライラしやすい、気持ちの波が大きい
- 食欲にムラがある、胃腸の調子が不安定
- 手足はあたたかいのに、のぼせたり寒気がしたり
- 生理前の体調変化(PMS)がつらい
- 月経周期が定まらない
いくつか「そう!」と思われたなら、体が何かを伝えようとしているのかもしれません。
中医学から見ると——「心・肝・脾」の乱れが関係しています
中医学では、基礎体温は体の陰と陽のバランスを映し出すものと考えます。
低温期は「陰」が育つ時期、高温期は「陽」が充実する時期。このリズムが乱れると、グラフはガタガタになります。
基礎体温のガタガタでよく関係するのが、心(しん)・肝(かん)・脾(ひ)のアンバランスです。
- 肝(かん)は感情やストレスをコントロールする臓器。不安やプレッシャーが続くと「肝火(かんか)=熱のこもった状態」になり、体温を不安定にさせます。
- 脾(ひ)は消化・吸収のかなめ。胃腸の弱りは栄養の巡りを悪くし、ホルモンの材料となる「血(けつ)」を作る力を弱めます。
- 心(しん)は精神の安定を司ります。眠れない、ドキドキする、という症状があるときは心が消耗しているサインです。
不妊治療中は、どうしても気持ちが張り詰めがち。焦り・不安・プレッシャーが続くと、こうした臓腑のバランスが乱れやすくなるのです。
自分でできること——体をゆるめる養生を
「ガタガタを直そう」と力むより、まず体が緊張をほどける環境を作ることが大切です。
① 就寝前のスマホを手放す 情報収集は大切ですが、寝る1時間前はグラフの見直しやSNSを控えてみてください。脳が休まると、自律神経が整いやすくなります。
② 温かい飲み物でひと息つく 棗(なつめ)・生姜・はと麦を入れたお茶は、脾と心を養うのにぴったりです。カフェインを控えた夜のティータイムを習慣にしてみてください。
③ 深呼吸・軽いストレッチを取り入れる 「肝」の気を流すには、体を動かすことが効果的。激しい運動でなく、ゆったりしたストレッチやヨガ程度がおすすめです。
④ 「測ること」に縛られすぎない日を作る 基礎体温の記録はとても大事ですが、「また乱れてる」と毎朝落ち込む状態が続くなら、精神的なゆとりを取り戻すことを優先してみてください。
それでも一人では難しいですよね
生活習慣を見直しても、ガタガタが続く、周期がなかなか安定しない——そんなとき、一人で抱え込まないでほしいのです。
基礎体温のグラフは、あなたの体のホルモンバランスをリアルに映し出しています。ガタガタしているということは、体の中でまだ整っていない部分があるというサイン。
漢方では、「足りないものを補う」だけでなく、緊張をほぐし、気の流れを整え、自律神経のバランスをサポートするアプローチができます。
治療の頑張りを、体が受け取りやすい状態にしていく——それが、漢方の得意なことのひとつです。
体質は人それぞれ。あなたのグラフのパターン、体の状態、生活リズムをしっかり聞いたうえで、あなたに合った漢方薬を一緒に探しましょう。
ご予約はこちら! 👉 https://koureido.jp/reservation/