起立性調節障害と中医学の視点から
長い夏休みが終わると、また学校が始まります。
本来なら「新学期、がんばろう!」
と前向きな気持ちで送り出したいところですが、
実際には 「朝起きられない」「体がだるくて学校に行けない」 というお子さんも少なくありません。
特に最近よく耳にするのが 「起立性調節障害」 です。

思春期のお子さんに多く、
血圧調節や自律神経の乱れによって朝がつらくなり、不登校につながるケースがあります。
中医学から見た起立性調節障害
西洋医学では「自律神経のアンバランス」と説明されますが、
中医学ではもう一歩踏み込み、体質や気血水の偏りから原因を考えます。
代表的なタイプには次のようなものがあります:
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気虚タイプ(エネルギー不足)
疲れやすく、顔色が青白い、食欲がない。
→ エネルギー不足で朝動き出せない。
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陽虚タイプ(体を温める力の不足)
冷えやすく、布団から出られない。
→ 血流が悪く、頭や体が重だるい。
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肝鬱タイプ(ストレス・緊張)
イライラしやすい、ため息が多い。
→ 自律神経の乱れで睡眠や血圧に影響。
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痰湿タイプ(水分代謝の滞り)
めまい、頭重、朝スッキリしない。
→ 「湿」が溜まり、体が重く動きにくい。
お子さんによって体質や症状はさまざまです。
だからこそ「一律の漢方薬」ではなく、その子の体質に合わせたオーダーメイドのケアが必要になります。
夏休み明けをスムーズに迎えるために
夏休みの間は生活リズムが崩れやすく、体調も乱れがちです。
新学期を元気に迎えるためには、以下の準備が役立ちます。

早寝早起きのリズムを少しずつ戻す
朝ごはんで胃腸を温め、気を補う
ストレスを溜め込まず、リラックスする時間を作る
冷たい飲み物を控え、消化を整える
こうした日常の工夫はとても大切ですが、
すでに症状が強く出ているお子さんにとっては「努力だけでは追いつかない」ことも多いのが現実です。
保護者の方へ伝えたいこと
不登校の背景には、お子さん自身の「怠け」ではなく、体がうまく整わないサインが隠れています。
「頑張りなさい」と声をかけるよりも、体を整えるサポートをしてあげることが、お子さんの安心につながります。
中医学(漢方)は、こうした 体と心の両面を支える力があります。
漢方薬を使い、体質に合わせた調整を行うことで、
✔ 朝が起きやすくなる
✔ 気持ちが落ち着きやすくなる
✔ 学校へ行くハードルが下がる
こうした変化を実感されるご家庭も多いのです。
夏休み明けをスムーズに過ごすためには、生活リズムの調整に加えて、お子さんの体質を整える視点が欠かせません。
「この子に合った方法で支えてあげたい」と思ったときに、中医学の漢方相談は大きな力になります。
保護者の方が一人で抱え込まずに、ご相談ください。
きっと、お子さんが安心して学校へ向かえるサポートの糸口が見つかります。