子宮内膜症は、子宮の内膜が本来あるべき場所以外に移動してしまい、
そこで炎症や痛みを起こす病気です。
主な症状として、
□ 激しい月経痛
□ 月経前後の排便時の痛み
□ 不妊症 などがあります。
特に不妊に関しては、子宮内膜症のある女性の約半数が妊娠しづらくなると言われています。
これは、はっきりとした原因がまだ解明されていませんが、
子宮や卵巣の機能が低下したり、受精卵が着床しにくくなったりすることが関係していると考えられています。
東洋医学の視点では、子宮内膜症の原因は以下のように捉えられています。
① 血の巡りが悪い状態(瘀血:おけつ) 血流が滞ることで痛みや炎症を引き起こします。
漢方では、血流をスムーズにして痛みを和らげるようなケアをします。
② 子宮や卵巣が冷えている状態(寒湿:かんしつ) 身体が冷えることで血行が悪化し、子宮や卵巣の働きが低下します。
身体を温めて血液循環を促すようなケアを行います。
③ ストレスによる気の巡りの悪化(気滞:きたい) ストレスや心の不調は気の流れを妨げ、痛みや体調不良を強く感じやすくなります。
気の巡りを整え、心と体のバランスを改善するケアを行います。
西洋医学ではホルモン治療や手術が中心ですが、
漢方では体全体のバランスを整え、自然治癒力を高めることを大切にしています。
子宮内膜症は「体質の問題」です。
漢方を取り入れることで痛みを和らげ、
妊娠しやすい身体作りを目指すことができます。
つらい症状や妊活のお悩みがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
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