当帰芍薬散を毎日きちんと飲み続けているのに、なかなか妊娠の兆しが見えない。
そんなふうに感じて、少し焦りや不安を抱えていませんか。
「漢方を飲んでいるから安心」と思う一方で、「本当にこれでいいのかな」というモヤモヤが心のどこかに残っている方も多いと思います。
こんな状態、心当たりはありませんか?
- 当帰芍薬散を1年以上、ずっと同じ処方で飲み続けている
- 冷えやむくみは多少良くなったが、妊娠には至らない
- 基礎体温をつけると高温期が短い、または低め
- 年齢とともに「授かりにくさ」を感じ始めている
- 生理周期はほぼ整っているのに結果が出ない
一つでも当てはまるものがあれば、今の漢方の使い方を一度見直してみるタイミングかもしれません。

中医学でやさしく解説:なぜ当帰芍薬散だけでは足りないことがあるのか
当帰芍薬散はとても優秀な漢方薬です。
血(けつ/体を巡る栄養豊かな血液や水分)を補いながら、水はけを良くし、冷えやむくみ、めまいなどを和らげてくれます。
妊活の土台づくりにはぴったりの処方です。
ただし、妊娠・出産の力を直接司るのは中医学でいう
「腎(じん)」の働きです。
腎は生まれ持った生命力(先天の精)を蓄え、卵子の質や排卵、子宮の力とも深く関わっています。
当帰芍薬散は血を補い、水の巡りを整える力には優れていますが、
腎を強く補う「補腎(ほじん)」の生薬はあまり含まれていません。
そのため、同じ処方を長期間飲み続けているだけでは、腎の力(腎精・腎陽・腎陰)の不足を十分に補いきれないことがあるのです。
もう一つ大切なのが「周期」の視点です。
女性の体は、月経期・経後期(生理後)・経間期(排卵期前後)・経前期(黄体期)と、約1ヶ月の中で状態が大きく変化します。

中医学ではこの変化に合わせて漢方薬を調整する「周期調節」という考え方を大切にします。
特に月経期は、古い血や汚れた経血(瘀血・おけつ)をしっかり排出しきることが重要な時期です。
この時期には「活血(かっけつ)」、つまり血の巡りを良くして排出を促す働きの漢方が向いています。
当帰芍薬散は穏やかな処方のため、この時期の活血の力としてはやや弱いことがあり、瘀血が残ってしまうと、その後の周期にも影響してしまう場合があります。
つまり「一つの漢方をずっと飲み続ける」よりも、
「体質のベースを整えつつ、周期や状態に応じて配合を微調整していく」ことが、妊活の漢方では本来望ましい形なのです。
自分でできること
- 基礎体温を毎日記録し、自分の周期のリズム(高温期の長さ・体温の上がり方)を把握する
- 月経期は体を冷やさず、無理をせず、しょうがや紅花茶など体を温め血を巡らせるものを取り入れる
- 経後期は黒豆・黒ごま・くるみなど「黒い食材」を意識して補腎を助ける
- 排卵期前後は軽い運動やストレッチで気血の巡りを促す
- お灸を取り入れる場合は関元・腎兪など、補腎に関わるツボを温めるとよいでしょう
一人で判断するのは難しいものです
とはいえ、自分の状態が
「補腎が足りないのか」「瘀血が残っているのか」「そもそも当帰芍薬散が体質に合っているのか」
を自分だけで見極めるのはとても難しいことです。
今飲んでいる漢方が悪いわけではありません。
ただ、あなたの今の体質・周期・年齢に合わせて、処方を見直すタイミングに来ているのかもしれません。
あなたの体質と周期に合わせた漢方を、一緒に探していきましょう。
ご予約はこちら! 👉 https://koureido.jp/reservation/