新学期から眠りが浅くなってしまったお子様の漢方 漢方不眠

春は新しい環境のはじまり。
進級や進学で、お子様の生活も大きく変わる時期ですよね。

「夜なかなか寝つけない」
「寝てもすぐ起きてしまう」
「朝起きるのがつらそう」

 

そんなお悩み、最近増えていませんか?

子どもの不眠は、大人とは少し違ったサインで現れることがあります。

たとえば、イライラしている、日中ぼーっとしている、やる気が出ない…。

それが実は、睡眠の乱れが原因だった、ということも少なくありません。

中医学から見る「子どもの不眠」

漢方の考え方では、眠れない状態=「心」と「体」のバランスが乱れているサインととらえます。


特に春は「肝(かん)」という感情や自律神経に関わるエネルギーが活発になる季節。


この「肝」が乱れると、イライラしやすくなったり、頭が冴えて眠れなくなったりすることがあるのです。

また、入学やクラス替えなどで、子どもなりに緊張したりストレスを感じていたりすると、「心(しん)」のエネルギーにも影響が出てきます。


中医学では「心」は思考や感情、そして“眠り”とも深く関係している場所です。
ここが疲れていると、布団に入ってもなかなか気持ちが落ち着かず、眠りにくくなってしまうのです。

さらに、「脾(ひ)」=胃腸の元気さも関係します。

新学期の忙しさで食が細くなったり、お腹の調子が崩れていると、全身のエネルギーがうまく巡らず、眠りの質も低下しやすくなります。

お子様の気持ちを受け止める大切さ

 

 

お子様は
小さな体で、大人と同じくらい、

もしくはそれ以上に環境の変化を敏感に感じ取っていることもあります。

もし、最近お子様の様子が「なんとなく違うな」と感じたら、まずはそっと話を聞いてあげてください。


そして、体の中のバランスも少し乱れているかも?と、やさしい目で見守ってあげましょう。

自然な眠りを取り戻すために、漢方という選択肢も

西洋医学では、お子様の不眠に対してお薬を使うことには慎重になりますが、
漢方では「眠れない原因そのもの」をやさしく整えるアプローチをとります。

例えば、緊張しやすいタイプ、疲れすぎて眠れないタイプ、心配事で頭がいっぱいなタイプなど、
一人ひとりの体質や今の状態に合わせて、心と体のバランスを整えるような方法を選ぶことができます。

体に負担をかけずに、自然と眠れるようになる。
そんな可能性が、漢方にはあるのです。

まとめ

新しい季節の始まりは、親子ともに気づかぬうちにストレスをためやすい時期。
もし「眠れない」というサインが出たら、それは心と体からのメッセージかもしれません。

中医学では、眠れない原因を丁寧にひもとき、その子に合った自然なケアでサポートしていきます。

「うちの子、最近眠れてないかも?」
そう感じたら、漢方を試してみるのも一つの方法です。

ぜひご相談お待ちしております