「なんとなく、前と違う」と感じていませんか?
朝起きたときに、なぜか顔が熱い。
ちょっとしたことでイライラしてしまって、後から自己嫌悪に陥る。
夜中に汗びっしょりで目が覚めて、またなかなか眠れない……。
50歳前後になって、こんなふうに「以前と体の感じが違う」と思うことが増えてきた方、多いのではないでしょうか。
更年期の症状は目に見えにくいからこそ、
「気のせいかな」「更年期だから仕方ない」と、諦めてしまうことがあります。
でも、つらいと感じているのは、あなたの体が正直にサインを出してくれているから。
今日は、日々の「食」という視点から、そのつらさをやわらげるヒントをお伝えできたらと思います。
更年期にはさまざまな症状が現れます。

- のぼせ・ほてり・顔面紅潮
- 寝汗・動悸・めまい・耳鳴り
- 不眠・なかなか眠れない・夢をよく見る
- イライラ・不安感・気持ちの落ち込み
- 体の冷え・腰や膝のだるさ・疲れやすさ
- 喉や胸のつまり感・食欲の波
- 月経の乱れ・肌の乾燥
一つではなく、いくつもの症状が重なっていることも多いですよね。
日々の食事に取り入れてほしい薬膳の知恵
食べるものは、毎日の体づくりの基本。薬膳では、食材そのものが体に働きかける力を持つと考えます。
ほてり・のぼせ・寝汗が気になる方へ(腎陰を補う食材)
潤いを補い、熱を鎮める食材を意識してみてください。
- ほうれん草・百合根・白きくらげ・やまいも
- 黒豆・黒ごま・くこの実・地黄(じおう)
- かに・あわび・牡蠣・うずらの卵・鴨肉
- 蜂蜜・豆腐・緑茶
おすすめの薬膳例:くこの実とほうれん草の胡麻和え、白きくらげのスープ、黒豆ご飯
冷え・疲れ・気力低下が気になる方へ(腎陽を補う食材)
体の芯を温め、生命力を養う食材を取り入れましょう。
- にら・栗・くるみ・なまこ・えび・マトン
- シナモン(肉桂)・八角・杜仲(とちゅう)
- 鶏肉・蓮の実・山薬(やまいも)・大棗(なつめ)
おすすめの薬膳例:なつめと栗のおこわ、くるみと蜂蜜のスコーン、シナモン紅茶
不安・不眠・気持ちの落ち込みが気になる方へ(心と神を養う食材)
心を落ち着かせ、気血を補う食材を意識してみてください。
- 百合根・蓮の実・なつめ・竜眼肉(りゅうがんにく)
- 酸棗仁(さんそうにん)・五味子(ごみし)・小麦・茯苓(ぶくりょう)
- 豚心臓・鶏卵・うずらの卵・蜂蜜
おすすめの薬膳例:百合根と蓮の実のおこわ、なつめ入りのお粥、竜眼肉のはちみつ漬け
イライラ・気のつまり・喉のつまりが気になる方へ(気の流れを整える食材)
気の滞りをほぐし、巡りをよくする食材を取り入れましょう。
- 紫蘇(しそ)・陳皮(みかんの皮)・春菊・セロリ
- 柚子・レモン・ジャスミンティー・バラの花
- 大根・たけのこ・はと麦・茯苓(ぶくりょう)
おすすめの薬膳例:陳皮入りのお粥、春菊の柚子ポン酢あえ、ジャスミンティー
ひとつ、大切なことをお伝えします
薬膳では「辛いものや刺激物のとりすぎ」「お酒」「冷たいもの」「甘いもの」などは、更年期の症状を悪化させることがあります。
完全に断つ必要はありませんが、日々の食習慣を少し意識してみるだけで、体の変化を感じていただけることがあります。
また、体を急激に変えようとしなくて大丈夫です。
一品でも薬膳の食材を取り入れることから、まずは始めてみてください。
更年期は誰にでも訪れる自然なプロセスですが、その過ごし方はひとりひとり違います。
同じ「のぼせ」でも、体質によって選ぶ食材も、漢方薬も変わってきます。
厚麗堂薬局では、あなたの今の体の状態を丁寧に聞かせていただき、体質に合った薬膳の食材や漢方薬をご提案しています。
「更年期かな?」と感じ始めたこのタイミングが、体をいたわる大切なスタートラインです。
当店には 更年期の相談に強い女性の相談員も在籍しております
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