じめじめとした梅雨の時期から7月にかけて、
「なんだか肌の調子が急に悪くなった」と感じることはありませんか?
保湿を頑張っているのに、かゆみが強くなる。
掻いているうちに皮膚がじゅくじゅくして、黄色い液がにじんでくる。そんな経験がある方、実は少なくありません。
こんな症状、心当たりありませんか?
- 湿度が上がる時期になると決まって肌が悪化する
- 患部が赤く熱をもち、触るとじんわり熱い
- 掻き壊した部分から黄色っぽい滲出液が出てくる
- かゆみが強く、夜も気になって眠りが浅い
- 冷たいものに触れると少し楽になる気がする
高校生から大人の方まで、年齢を問わずこのタイプのご相談をよくいただきます。
中医学でやさしく解説
中医学では、こうした「熱っぽく、じゅくじゅくした」タイプのアトピーを、
体に「湿(しつ)」と「熱(ねつ)」が同時にこもった状態、いわゆる湿熱(しつねつ)が原因と考えます。

「湿」とは、体内の水分代謝がうまくいかず、余分な水分や老廃物が滞ってしまう状態のこと。
「熱」は、体にこもった炎症性の熱感のことです。
この二つが結びつくと、皮膚の炎症が強く出やすくなり、黄色くねばりのある滲出液が出るのが特徴です。
梅雨から7月にかけては、外の湿気と気温の高さが重なるため、もともと湿熱の傾向がある方は特に症状が出やすくなります。
漢方治療では、まず炎症とじゅくじゅくを落ち着かせることを優先します。
体にこもった熱を冷ます漢方薬を組み合わせて、まずは今出ている症状をしっかり抑えていきます。
そして症状が落ち着いてきた段階で、今度は「健脾(けんぴ)」、
つまり消化吸収を担う「脾」の働きを立て直す漢方に切り替えていきます。
これは、そもそもなぜ湿がたまりやすい体質になっているのか、その根本を整えるための大切なステップです。
この土台づくりまで丁寧に行うことで、季節が変わっても揺らぎにくい肌へと変化していきます。

自分でできること
- 揚げ物・脂っこいもの・甘いものは湿熱を助長しやすいので控えめに
- 冬瓜、緑豆、はとむぎなど、余分な熱と湿を流す食材を取り入れる
- 部屋の湿度が高い時期は除湿を意識し、汗をかいたらこまめに拭き取る
- 患部をゴシゴシ洗わず、清潔かつ優しいスキンケアを心がける
一緒に体質から見直しませんか
こうした湿熱タイプのアトピーは、その時々の炎症を抑えるだけでなく、
体質そのものを整えていくことで、大きく改善するケースを数多く見てきました。
実際、高校生の方から大人の方まで、この時期に悪化しやすいタイプの方ほど、体質改善によって非常に良い変化が出やすい印象があります。
一人で食事や生活を工夫するだけでは、なかなか湿熱は抜けにくいもの。あなたの体質や症状の出方に合わせた漢方薬を、一緒に探していきましょう。
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