「食事も気をつけているのに、なぜ痩せないの?」
じめじめと湿気が続くこの季節。
体を動かしているのに体重が落ちない。
朝起きると顔がむくんでいる。なんとなく体が重くてだるい……。
そんなお悩み、ありませんか?
ダイエットのために漢方を試してみようと、ドラッグストアや通販で自分に合いそうなものを選んでいる方も多いと思います。
でも実は、梅雨の時期のダイエットには、「脂肪を燃やす」より前に取り組むべきことがあるんです。
その「体の重さ」、本当に脂肪ですか?
梅雨の時期にこんな症状があれば、要注意です。
- 朝、顔や手足がむくんでいる
- 靴がきつく感じる
- 夕方になると足がパンパンに張る
- 体重が1〜2kg急に増えた(食べた量の割に)
- 体がだるくて、疲れやすい
- 胃がもたれやすく、食欲がわかない
- 頭が重い、スッキリしない感じが続く
これらは「脂肪が増えた」サインではなく、体に余分な水分がたまっているサインかもしれません。

中医学でいう「湿邪(しつじゃ)」とは
中医学では、この時期のだるさやむくみの原因を「湿邪(しつじゃ)」と呼びます。
「邪(じゃ)」というのは、体にとって害になる外からの影響のこと。
梅雨の季節は空気中の湿気が多く、その湿気が体の中にも入り込んで悪さをすると考えます。
湿邪は**「重くて、粘って、停滞する」**という性質があります。水が体の中でうまく流れずにたまってしまうイメージです。
そして、この湿をコントロールする働きを担っているのが、中医学でいう「脾(ひ)」。
脾は消化吸収を担う臓腑で、胃腸の働きに近いものです。
梅雨の時期は脾が湿邪に負けやすく、水分の代謝がうまくいかなくなります。
すると、余分な水分が体にたまり、むくみや体の重さとして現れてくるのです。
むくみが「ダイエットの邪魔」をしている
ここが大事なポイントです。
体に余分な水分がたまった状態では、いくら食事制限や運動をしても体の代謝そのものが低下しています。
脾の働きが落ちているため、食べたものをうまくエネルギーに変えられず、老廃物も排出しにくい。
体重計の数字が増えているのに、「食べた量が多い」とは限りません。むくみ由来の水分増加である可能性も十分にあります。
だから梅雨の時期のダイエットでまず必要なのは、余分な水分を外に出すこと。これが本来のダイエットへの近道です。
自分でできること
① はと麦(よくい仁)を取り入れる
はと麦は、中医学では「利水滲湿(りすいしんしつ)」—つまり余分な水分を排出し、脾を助ける代表的な食材です。
はと麦茶や、ご飯に混ぜて炊くだけでも効果的。毎日続けられる手軽さがポイントです。
② 冷たい飲み物を控える
冷えは脾の働きをさらに低下させます。梅雨時期は湿気で蒸し暑く、冷たいものに手が伸びがちですが、なるべく常温〜温かい飲み物を選びましょう。
ショウガ入りのお茶などもおすすめです。
③ 胃腸に優しい食事を心がける
脂っこいもの、甘いもの、生もの(生野菜・刺身など)の食べすぎは脾を傷めます。
この時期は温かく、消化の良い食事(おかゆ、スープなど)を意識してみてください。
④ 「豊隆(ほうりゅう)」のツボを押す
豊隆は脛の外側、膝とくるぶしの中間あたりにあるツボ。余分な湿を取り除く働きがあるといわれています。
1回10〜20回、痛気持ちいい強さで押してみてください。
漢方は、自分で選ぶより「あなたに合うもの」を
ドラッグストアに並ぶダイエット向けの漢方薬は、
「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」や「防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)」などが代表的です。
でも、漢方は体質によって合う・合わないが大きく異なります。
たとえば防風通聖散は、体力がある実証タイプの方向け。
むくみがある水太りタイプには防已黄耆湯が合いやすい——とはいっても、同じむくみでも原因が「水の停滞」なのか「気の不足」なのかによって、選ぶ漢方薬は変わってきます。
自己判断で選んだ漢方が効かない、副作用が出た、という方の多くは、体質に合っていないケースがほとんどです。
一人で悩まず、ご相談ください
「自分がどのタイプかわからない」「市販薬を試したけれど効果を感じなかった」という方、ぜひ一度ご相談ください。
厚麗堂薬局では、あなたの体質や今の体の状態を丁寧にお聞きした上で、この時期に本当に必要な漢方薬をご提案しています。
梅雨のむくみや体の重さをしっかり整えてから、本来のダイエットへ。一緒に体を変えていきましょう。
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