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こうれいう健康通信

理由もなく落ち込む日があるあなたの漢方

それは“心の疲れ”が出ているサインかもしれません。

 

いつも通り過ごしているのに、突然胸がぎゅっと締めつけられるような気持ちになる。

 

涙なんて出るはずないのに、ふとした瞬間にこぼれそうになる。

そんな日、ありませんか?

 

「私、弱くなったのかな」「メンタルが不安定なのかな」

そうやって自分を責めてしまう方が、とても多いんです。

でも――中医学では、それは単なる気分の問題ではなく、

身体のバランスが崩れてきた時に現れる“サイン”と考えます。

⸻

中医学では、この状態を「臓躁(ぞうそう)」と呼びます。

 

 

臓躁とは、気持ちの波が大きくなり、心がふわふわと不安定になる状態のこと。

現代でいうと、軽い落ち込み・自律神経の乱れ・更年期の不調の入口のようなものです。

 

特に、女性はホルモンや月経などによって「血(けつ)」をたくさん使う体質。

この「血」は、身体を動かすだけでなく、心を落ち着ける働きもしています。

 

そのため、

✔疲れがとれない

✔寝てもスッキリしない

✔感情の浮き沈みが激しい

✔ストレスが抜けない

そんな時、心の安定を支える“血”が不足し、

気持ちが揺れやすくなることがあるんです。

 

⸻

さらに影響するのが「肝(かん)」。

 

中医学でいう肝は、情緒のコントロールや気の流れを調整する臓。

仕事、家事、育児、人間関係……

頑張りすぎたり我慢が続いたりすると、この肝の働きが滞り、

 

✔ため息が多い

✔胸や脇が張る

✔イライラと涙が交互に出る

そんな心と身体のサインとして現れます。

 

つまり――

「血不足で心の土台が弱り、ストレスで巡りが滞っている状態」

これが「なぜか涙が出てしまう」「気持ちが沈む」理由なんです。

 

⸻

 

そんな時に役立つ漢方の考え方

体質により使う処方は変わりますが、

中医学ではこんな考え方で心と身体の巡りを整えます。

 

漢方薬 こんな方に 目的
逍遥散 ストレス・ため息・胸のつかえ 気の巡りを整える
加味逍遥散 イライラ+疲れやすさ・不眠・のぼせ 気の巡り+血を補う
甘麦大棗湯 感情が揺れやすくすぐ涙が出る 心を落ち着かせる

 

今日からできる、心の養生

✔夜更かしせず、体と心の「血」を養う

✔深呼吸をして、肩の力を抜く

✔黒ごま・レバー・小松菜など血を補う食材を意識する

✔何もしない時間をちゃんと作る

そして何より、

 

▶︎「落ち込む私はダメ」

ではなく、

▶︎「そろそろ休んで」という身体からのメッセージ

そう受け止めてあげてください。

 

⸻

涙が出そうになる日は、

あなたが頑張ってきた証拠です。

 

 

ふとした悲しみも、心の揺らぎも、あなたの弱さではありません。

 

それは、身体と心が本来のバランスに戻ろうとする途中のサイン。

漢方の視点を少し取り入れながら、

どうか自分を責めず、そっと労わってあげてくださいね。

漢方薬が必要なときはぜひご相談お待ちしております

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