「最近、生理の量が以前よりも明らかに増えた」
「ナプキンを何度も替えなきゃいけなくて、外出も憂うつ」
「妊活をしているのに、生理のたびにぐったり疲れてしまう」
そんな変化、感じていませんか?
「量が多いだけだから」と見過ごしてしまいがちですが、
妊娠を望んでいる方にとって、月経量の増加は体からの見逃せないサインであることがあります。
中医学では、月経過多の背景に
「腎気不固(じんきふこ)」や「脾不統血(ひふとうけつ)」という状態が隠れていることが多く、これはどちらも妊娠力に直結する体の土台の乱れだからです。
こんな変化、心当たりありませんか?
- 生理の量が以前よりも増え、期間もだらだら長引く
- 経血の色が薄く、サラサラしている
- 腰やひざがだるく、力が入らない感じがする
- トイレが近い、または夜間に何度も目が覚める
- 生理のたびに疲れやすく、食後も眠くなりやすい
- なかなか妊娠しづらいと感じている
中医学でやさしく解説
「腎(じん)」は妊娠力そのもの
中医学でいう「腎」は、生殖や成長の根本を司る、いわば体の「生命エネルギーの貯蔵庫」です。
妊娠する力(腎精・じんせい)もこの腎に蓄えられています。
この腎の力が弱まり、経血や気血をしっかり体内にとどめておく「固摂(こせつ)」の働きが低下した状態を「腎気不固」と呼びます。
腎の力が足りないと、月経の血を留めておけず、量が増えたり、だらだら続いたりしてしまうのです。同時に、卵子を育てる力や着床を支える力も弱くなりやすく、妊活においては見過ごせないサインとなります。
「脾(ひ)」が血をコントロールできなくなる
もう一つの背景が「脾不統血」です。
「脾」は消化吸収を担う臓腑であると同時に、血を血管の中にしっかりとどめておく働き(統血)も担っています。
働きすぎや不摂生、冷えなどで脾が弱ると、この統血の力が落ち、月経の血が漏れ出るように多くなってしまいます。
脾は「気血を作り出す」働きも担うため、脾が弱ると妊娠に必要な良質な気血そのものが不足しやすくなります。
つまり、月経量の増加は「血が多く出ている」という表面的な問題だけでなく、その奥にある「妊娠を支える力そのものが弱っている」ことの現れである可能性があるのです。
自分でできること
- 腰やひざを冷やさないよう、腹巻きやカイロで下半身を温める習慣を
- 山芋、黒豆、くるみ、なつめなど、腎と脾を補う食材を日々の食事にとりいれてみてください
- 夜更かしを避け、23時までには休むことを意識しましょう。腎は「夜の休息」で養われます
- 経血の色・量・周期をメモし、変化のパターンを把握しておくと、体質判断の大切な手がかりになります
一緒に、妊娠力を底上げする体質づくりを
月経量の変化は、体が発しているサインを見逃さずキャッチできる貴重な機会です。
腎気不固なのか、脾不統血なのか、あるいは両方が絡み合っているのか、それを正しく見極めることが、妊娠しやすい体づくりの第一歩になります。
一人で悩まず、あなたの体質に合わせた漢方薬を一緒に探しましょう。
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