「ニキビがなかなか治らない」
「病院の薬を塗っても何度も繰り返す」 そんな悩みを抱えていませんか?
実は、中医学(漢方)の世界では、ニキビを単なる皮膚のトラブルとは見なしません。
「体の中のバランスの乱れが、皮膚に出たもの」と考えます。
そのため、治療において最も重要なのは「その方の体質(証)に合った漢方薬を選ぶこと」です。
今回は、専門書に基づき、ニキビを体質別に3つのタイプに分けて解説します。
あなたはどのタイプ?3つの主なニキビ体質
ニキビ(尋常性座瘡)は主に以下の3つのタイプに分類され、それぞれ治療法が全く異なります。
1. 初期の赤いポツポツ型(肺経風熱証)
- 特徴: 白ニキビや、小さな赤い丘疹が主。少しかゆみがあり、口や鼻の乾燥を伴うことがあります。
- 原因: 「肺」に熱がこもり、風邪(ふうじゃ)と結びついた状態。
- 漢方薬: 熱を冷まし風を発散させる「枇杷清肺飲(びわせいはいいん)」などが選ばれます。
2. 腫れて痛い・オイリー肌型(腸胃湿熱証)
- 特徴: 赤く腫れ上がったニキビや膿疱(うみ)が多い。顔が脂っぽく、口臭や便秘、尿の色が濃いなどの症状を伴うのが特徴です。
- 原因: 脂っこい食事や甘いものの食べ過ぎにより、胃腸に「湿気」と「熱」が溜まっている状態です。
- 漢方薬: 体内の余分な熱と湿気を出し、解毒する「茵陳蒿湯(いんちんこうとう)」などが効果的です。
3. 芯がある・赤黒いしこり型(痰湿瘀滞証)
- 特徴: ニキビが大きく、触るとしこり(結節・嚢腫)になっている。色は暗い赤や紫色で、治りが遅く跡に残りやすいタイプです。
- 原因: 湿気と熱が長く続き、血の巡りが悪くなって(瘀血)、老廃物が凝り固まってしまっています。
- 漢方薬: 固まりをほぐし、血流を良くする「二陳湯(にちんとう)」と「桃紅四物湯(とうこうしもつとう)」などを組み合わせます。
ストレスと夜更かしが大敵!ある高校生の事例
【お客様の一例】高校3年生 受験勉強のストレスがあり、深夜1時に寝る生活。
普段から辛いものや揚げ物を好み、コーラなどの甘い飲料をよく飲む。
結果: 顔や背中に赤い丘疹や膿疱ができ、皮膚は油っぽい。便秘気味。
このケースは、典型的な腸胃湿熱(胃腸に熱と湿気がたまった状態)」に加え、ストレスによる「肝鬱(かんうつ)」が重なったものです。
治療では、単に肌を治すだけでなく、胃腸の熱を取り除き、
体内の毒素を排出する漢方薬(茵陳蒿湯加減)を使用し、食事指導も行われます。
外側だけでなく内側からのケアを
このように、同じ「ニキビ」でも、乾燥が原因なのか、食べ過ぎによる胃腸の熱なのか、血行不良なのかによって、飲むべき漢方薬は全く異なります。
自分のタイプに合わない薬(例えば、乾燥タイプなのに熱を冷まして乾燥させる薬を使うなど)を飲むと、かえって悪化することもあります。
「自分の体質がわからない」という方は、自己判断せずに漢方の専門家に相談することをおすすめします。自分の身体の声に耳を傾け、内側から美肌を目指しましょう!
当店にはお肌のお悩みに強い漢方相談員が在籍しております
ぜひご相談お待ちしております