プロによるマニアックな高齢不妊漢方解説 その②大補陰丸 だいほいんがん

中医学マニアの店主が

高齢不妊漢方薬をご紹介するマニアックブログです

 

今回ご紹介する漢方薬は

「大補陰丸 だいほいんがん」

という漢方薬です

 

この漢方薬の構成は以下のような構成になっています

 

熟地黄 じゅくじおう 血を補い子宮卵巣のパワーアップ

亀板  きばん 動物性生薬で体の陰を補う働きが非常に強い

黄柏  おうばく 体の余分な熱を冷ましてくれる

知母 ちも   体の良い分な熱を冷ましながら潤いを養ってくれる

蜂蜜 はちみつ 体を潤わせる働きと全体を調節する働き

猪脊髄 ちょせきずい 動物性生薬で陰血、精を補う働きがある

 

この組み合わせは

特に高齢不妊の方の卵胞の育ちをサポートし

子宮卵巣の働きをよくしたり、基礎体温が高すぎて熱がこもってしまうような方におすすめです

 

 

このような基礎体温になりそう

 

 

この処方は日本には無いのですが、

「亀鹿二仙膠 きろくにせんきょう」 と 「知母地黄丸 ちばくじおうがん」

を合わせると近い形になります

 

特に35歳から45歳で妊活をされている方におすすめの漢方薬ですので、

ぜひご相談くださいね。