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こうれいどう健康通信

子宮内膜症があっても妊娠できる?

 

~中医学から見た妊娠力を高めるヒント~

 

「子宮内膜症があると言われて、不妊治療も思うように進まない…」

 

そんなお悩みを抱えて、私のもとにご相談に来られる方は少なくありません。

 

子宮内膜症は、子宮の内膜に似た組織が本来の場所ではない

卵巣や骨盤内にできてしまう病気。

生理痛が重かったり、ホルモン治療や手術をしても妊娠につながらなかったり…と、

心身ともに大きなストレスを抱えやすい状態です。

 

ですが、中医学では「子宮内膜症=妊娠できない」ではないと考えます。

むしろ、今の体のサインを読み取り、

体質から整えていくことで妊娠の可能性を高めることは十分にできると考えています

中医学から見た子宮内膜症の原因

 

中医学では、子宮内膜症の背景には主に以下の3つの体質的な乱れがあると考えます:

 

● 腎虚(じんきょ)

「腎」は中医学で生殖機能の源とされるエネルギーの貯蔵庫。

ここが弱まると卵巣機能や子宮の働きも低下します。

✔︎ 生理の量が少ない

✔︎ 冷えやすい

✔︎ 年齢が40歳前後以上

という方は、腎虚の傾向があるかもしれません。

 

● 瘀血(おけつ)

血の巡りが悪く、古い血がとどまった状態です。子宮内膜症のしこりや癒着、強い生理痛はこの瘀血のサインかもしれません。

✔︎ 経血に塊が多い

✔︎ 生理前後に激しい腹痛がある

✔︎ 顔色がくすみがち

 

 

● 気滞(きたい)

 

 

ストレスなどで「気」の流れが滞ると、血もスムーズに巡らなくなります。

✔︎ イライラしやすい

✔︎ 生理周期がバラつく

✔︎ 胸が張るような感じがある


 

妊娠を目指すための中医学的アプローチ

 

中医学では、症状を抑えるのではなく「根本体質の立て直し」を重視します。

 

そのために行うのが、「補腎」と「活血化瘀(血の巡りを良くする)」という2つの軸です。

 

◉ 腎虚を補う漢方薬

 

六味地黄丸(ろくみじおうがん)…体の潤いを養う

八味地黄丸(はちみじおうがん)…体を内側から温める

婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)…血と腎を同時にサポート

 

これらは、卵巣機能の安定やホルモンバランスの土台づくりに役立ちます。

 

◉ 瘀血を改善する漢方薬

 

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)…子宮の瘀血をやわらげる基本薬

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)…痛みが強いタイプ向け

冠元顆粒(かんげんかりゅう)…血流改善の補助に

体内の巡りを整えることで、子宮の環境改善が期待できます。

 


 

毎日の生活でできること

 

 

漢方薬とあわせて、体質改善に欠かせないのが**生活養生(ようじょう)**です。

  1. 体を冷やさない:腹巻きや温かい飲み物で内臓を守りましょう

  2. 軽めの運動を習慣に:ウォーキングやストレッチで巡りをよく

  3. ストレスケア:お気に入りの音楽や香り、おしゃべりも立派な治療

  4. 食養生:黒豆・黒ごま・なつめ・紅花・シナモンなどを積極的に

 


 

妊娠しやすい体は、少しずつつくられる

 

 

中医学的な体質改善は「焦らないこと」がとても大切です。

● 最初の3〜6ヶ月は瘀血を改善する時期

● その後、腎の力を補い生殖力を高める時期

● そして、気・血・水のバランスを整え、妊娠しやすい体へ導いていきます

個人差はありますが、半年〜1年ほどの継続が妊娠体質づくりの目安です。


 

「可能性はある」と信じて

 

子宮内膜症があると、不安に飲まれそうになることもありますよね。

でも、体は変われます。

 

整えていく力は、誰にでも備わっているのです。

「今からできることを、一歩ずつ積み重ねる」

それが妊娠への近道になることも多いのです。

 

妊活のこと小さなことでも、ぜひご相談くださいね

 

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