東洋医学の妊活で基礎体温を重要視するわけ

 

妊活において、基礎体温の測定は多くの人にとって馴染み深いものです。

西洋医学の視点からは、ホルモン検査の値を基に治療方法を決定することが一般的です。

そのため、一部の医師は基礎体温の変化をそれほど重視しないこともあります。

 

 

しかし、東洋医学、特に中医学では、基礎体温は妊活において非常に重要な指標とされています。

東洋医学では、基礎体温の変化を通じて、体の内部のバランスや健康状態を把握し、それに応じた治療を行います。

 

 

例えば、高齢不妊の問題に直面している方々にとって、基礎体温のパターンは特に重要な意味を持ちます。

通常、低温期から高温期への移行は3日以内に起こり、体温は0.3〜0.5℃上昇します。しかし、この温度変化が5日以上かかる場合、基礎体温の上昇が緩慢であると考えられます。

 

 

東洋医学では、このような緩慢な体温上昇の背景には、「卵胞を育てる陰の力が不足しており、それが陽のエネルギーにまで影響を及ぼしている」と解釈されます。

 

この場合、治療法として、低温期には陰の力を養う漢方薬を、高温期には陽の力を養う漢方薬を使用することが推奨されます。これにより、基礎体温の安定化を図り、妊娠の可能性を高めるのです。

 

このように、東洋医学では基礎体温の細かな変化を通じて体の内部バランスを理解し、それに合わせた個別の治療法を提案することで、妊活をサポートしています。

 

 

このアプローチは、個々の体質や状態に合わせた細やかなケアを重視する東洋医学の特徴を反映しており、西洋医学のアプローチとは異なる視点を提供します。