高プロラクチンでお悩みの方におすすめの漢方薬 その② 経絡のお話

妊活中のみなさんこんにちは

今回のブログでは高プロラクチンに関しての漢方薬に関して、お話させていただきます。

前回のブログにも書きましたが、

プロラクチンは出産後に母乳を出す役割のあるホルモン

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プロラクチンが高い=体が出産後と判断してしまい不妊の原因になる

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プロラクチンが高くなる原因はストレスや体の疲れなど

 

今回はこの流れを体の経絡の話に基づいてお話させていただきます。

 

経絡とは東洋医学で考える体の気血の流れのことです。

中医学ではこの経絡の不調が高プロラクチンの原因と考えて調節します。

(経絡と聞くと鍼灸を思い浮かべる方が多いと思いますが、漢方薬でもしっかり経絡の流れを調節する事ができるんですよ)

 

 

中医学の観点では

乳房は胃経し、乳頭は肝経の経絡が走行しています。この胃経と肝経の経絡がうまく機能していないことによって、

高プロラクチンになってしまうと考えます。

 

また、肝経の経絡は子宮卵巣に栄養を与えている衝脈(しょうみゃく)任脈(にんみゃく)と密接に関わっています。

特に、肝経の経絡はストレスによって滞りやすいので、ストレスによって肝経の経絡が障害されると

衝脈、任脈に栄養がいかなくなり、子宮卵巣がうまく働かなくなってしまいます。

 

このため、この症状に適した漢方薬としては

 

①ストレスケアをしっかりして、体をリラックスさせる働きの漢方薬

②子宮卵巣の周りを整えて妊娠力を高める働きの漢方薬

 

が効果的です。

 

あまり、情報が多くなると読みづらくなってしまうので、次回のブログで具体的な生薬に関して

ご紹介したいと思います