35歳〜45歳の子宮内フローラと漢方

妊活中のみなさんこんにちは

 

妊娠を目指して何度も胚移植を行っているのに着床しない場合、

その原因として

 

胚の染色体異常や着床のタイミングのズレ、

そして子宮内環境の問題が考えられます。

 

 

 

特に、子宮内の環境が重要であることが明らかになっています。

今回は、子宮内フローラと漢方の視点から、

35歳~45歳の女性に焦点を当ててお話しします。

 

 

 

人間の体には、それぞれの臓器に適した

常在菌が存在し、

それが健康維持に重要な役割を果たしています。

 

たとえば腸内ではビフィズス菌が有名ですが、

子宮内ではラクトバチルス菌がその役割を担っています。

 

 

以前は子宮内は無菌と考えられていましたが、

最新の検査技術の進歩により、

子宮内にも常在菌が存在することがわかり、菌のバランスが

妊娠に影響を与えることが明らかになりました。

 

子宮内にラクトバチルス菌が90%以上いるのが理想的で、

これが不足すると着床しにくくなったり、

流産のリスクが高まることがあります。

 

 

漢方によるアプローチ

漢方薬は、子宮内フローラのバランスを整えるのに役立つことがあります。

 

たとえば、

板藍根 ばんらんこん という漢方薬は

子宮の過度な炎症を抑えることで、子宮の菌を整える

可能性があります

 

 

体質によって合う漢方薬は異なりますので

具体的な漢方薬の選択は、

 

個々の体質や症状に合わせて専門の相談員が最適なものをお選びします

 

ラクトバチルス菌の役割と漢方

 

ラクトバチルス菌は、子宮内で免疫調整や炎症抑制に関与しており、

着床や妊娠維持において重要な役割を果たしています。

 

漢方薬の中には、免疫機能をサポートするものや、

炎症を和らげるものがあります。実際の症例と漢方の活用

ある患者さんの事例では、

 

EMMA検査で子宮内に悪玉菌が多く、

ラクトバチルス菌が不足していることが判明しました。

 

この患者さんには、病院の治療と当店の漢方薬を併用しました。

結果として、子宮内環境が改善され、無事に妊娠することができました。

 

まとめ

 

35歳~45歳の女性にとって、

子宮内フローラのバランスを整えることは、

妊娠の成功率を高めるために非常に重要です。

 

 

漢方薬は、このバランスを整えるための有効な手段の一つです。

不妊治療や体外受精に取り組む際には、ぜひ専門の漢方薬剤師に相談してみてください。

子宮内環境を整えることで、赤ちゃんを迎える準備を整えましょう。