35歳からの妊娠力低下と漢方によるサポート

近年、日本の平均初産年齢は年々上昇し、2022年には30.9歳となりました。

晩婚化の影響もあり、35歳を超えてから妊娠を希望する女性も増えています。

 

しかし、女性の自然妊娠率は35歳を境に急激に低下し、不妊治療を行っても妊娠成功率が低くなることがわかっています。

 

では、妊娠を希望する方はどのような対策をすればよいのでしょうか?その答えの一つが、漢方を取り入れた妊娠力のサポートです。

 

35歳以上で妊娠率が低下する理由

女性の妊娠力は年齢とともに低下します。

特に35歳を超えると、自然妊娠率は大きく落ち込み、流産率も上昇します。

その主な理由は、以下の2点です。

 

  1. 卵子の数が減少する 女性は生まれた時にすでに卵子を持っており、新たに作られることはありません。

20代では10万個あった卵子も、30代では約3万個、40代では1万個以下に減少します。このため、排卵できる卵子の数自体が減ってしまうのです。

この残っている卵子の数の目安はAMHという指標で表されます

 

2.卵子の質が低下する 卵子は年齢とともに老化し、染色体異常の確率が高くなります。

これにより、受精しても着床しにくかったり、流産しやすくなったりするのです。

不妊治療を受けることも一つの方法ですが、35歳以降の成功率は低下するため、妊娠力を維持・向上させるための対策が必要です。

 

漢方で妊娠力をサポート

漢方は、体質を根本から改善し、妊娠しやすい体を作ることを目的としています。

特に、以下のような漢方のアプローチが妊娠力向上に役立ちます。

 

1. 血流を改善し、卵巣の働きを活性化

妊娠には「血」の巡りが重要です。

 

血流が悪いと卵巣の働きが低下し、質の良い卵子が育ちにくくなります。

漢方では、血流を改善することで、卵巣機能を高めます。

 

 

2. 腎の働きを強化し、卵子の質を向上

 

中医学では、妊娠には「腎」が深く関係すると考えられています。

腎の働きが弱ると、卵子の質が低下し、妊娠しにくくなります。

東洋医学では妊娠力を高めると考えられている漢方薬を「補腎薬 ほじんやく」と

呼び、35歳以上にの方には特にしっかりお出しすることが多いです

 

3. ホルモンバランスを整え、妊娠しやすい環境を作る

ストレスや生活習慣の乱れは、ホルモンバランスを崩し、妊娠を妨げる原因となります。

専用の漢方薬でホルモンバランスを整え、月経周期を安定させることで、妊娠しやすい体へと導きます。

特に基礎体温はホルモンバランスを表していますので、要注意です

44歳で自然妊娠した実績

当店では、漢方を取り入れながら妊活に取り組んだ結果、44歳で自然妊娠されたお客様がいらっしゃいます。

この方は、もともと不妊治療を行っていましたが、なかなか結果が出ず、年齢的な焦りもありました。

しかし、漢方を併用しながら体質改善を行い、血流やホルモンバランスを整えたことで、最終的に自然妊娠に成功しました。

このように、妊娠を希望する年齢が高くても、漢方によるサポートで妊娠力を向上させることが可能なのです。

現代医学 × 漢方の併用がカギ

不妊治療が発達した現代でも、35歳を過ぎると妊娠のハードルは上がります。

しかし、西洋医学の治療と漢方を組み合わせることで、妊娠の可能性を高めることができます。

現代医学の不妊治療は、排卵を促したり、受精をサポートしたりするのが得意ですが、卵子の質やホルモンバランスの改善までは難しい場合があります。

そこに漢方を取り入れることで、体全体の調子を整え、より自然に近い形で妊娠力を向上させることができるのです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました

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