40代で無月経。でも、あきらめなくてよかった。 〜PCOSの方が漢方で自然妊娠できたお話〜

「もう年齢的に厳しいかも…」

「ピルを飲まないと月経も来ないし…」

妊活をあきらめかけている方に、ぜひ読んでいただきたいお話があります。

 

 

当店には、

40代中盤でPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)による無月経に悩み、長年不妊治療を続けていた方がいらっしゃいました。

 

 

病院では「排卵が起きていないので体外受精が必要です」と言われたものの、

「できれば自然妊娠を目指したい」という強い想いをお持ちで、漢方薬による体質改善をスタートされました。

 

 

 

半年間、体調や周期に合わせて丁寧に調整した漢方薬を服用していただいた結果——

なんと、ご本人も驚くほどの自然な形で、妊娠が成立したのです。

 

 

PCOSとは?

 

PCOSは、卵胞がうまく育たず、排卵が起きにくくなる体質の一つ。

 

月経不順や無月経、さらには不妊や肥満などの症状をともなうことが多いです。

 

 

中医学ではこの状態を

「腎虚(じんきょ) 妊娠力が低下した状態」

「痰湿(たんしつ) ネバネバした水分の老廃物が溜まった状態」

「肝鬱気滞(かんうつきたい) ストレス過度で巡りが悪くなっている状態」

「血瘀(けつお) 血の巡りが悪くなった状態」

といった4つの体質バランスの乱れとして捉えます。

 

 

例えば…

 

・腎虚:妊娠力の根本エネルギー不足。冷えや無月経が特徴。

・痰湿:体に余分なものが溜まり、代謝が悪い状態。舌苔がベタつく、体が重い。

・肝鬱気滞:ストレスや緊張が強く、気の巡りが悪い。イライラしやすい。

・血瘀:血の巡りが悪く、子宮の働きが滞っている。月経痛や血塊がある。

 

彼女の場合は、いくつかの体質が複雑に絡み合っていたため、まずは「腎」を補いながら、

「血の巡り」を良くする処方をベースにスタート。そこに、月経周期に合わせて「痰湿」や「気滞」へのアプローチを重ねていきました。

西洋医学と東洋医学、どちらも大切

 

漢方の良さは「体の声に耳を傾けて、無理なく整えていく」こと。

だからこそ、ストレスも少なく、自然な妊娠へとつながることがあるのです。

最後に

40代、無月経、PCOSという条件がそろうと、「もう無理かもしれない…」と心が折れそうになる方も少なくありません。

でも、体は意外と、ゆっくりでも確実に変わっていく力を持っています。

妊娠はゴールではありませんが、「自分の体を整えること」そのものが、人生を変える第一歩になるかもしれません。

同じようなお悩みを抱えている方がいらっしゃれば、ぜひ一度、体質チェックからはじめてみてください。

 

気になることがあればお気軽にご連絡ください