妊活中のみなさんこんにちは
妊活中の女性にとって基礎体温(BBT)の観察は非常に重要な情報源です。
特に40代ではホルモンバランスが変化しやすく、
基礎体温の異常が不妊のサインになることがあります。
基礎体温から読み取れる高温期に関するトラブルについて解説し、
それを改善するためのヒントをお伝えします。
1. 高温期への移行が遅い(高温相上昇緩慢)
排卵後、低温期から高温期に移行するのは一般的に1~2日程度と言われています。
しかし、基礎体温がゆっくりと上昇し、3日以上かかる場合は「黄体機能不全」などの可能性が考えられます。
これは子宮内膜の準備不足を引き起こし、受精卵が着床しにくくなる原因となります。
このようなタイプの方は 東洋医学では冷えが原因だと考えます
低温期の内から冷えを取るような漢方薬を服用していただくことで
改善することが多いです
2. 高温期の途中で下がる(高温相下降緩慢)
妊娠が成立しない場合、通常は次の月経に向けて基礎体温が1~2日で下降します。
しかし、高温期の途中で基礎体温が段階的に下がる場合、黄体ホルモンの分泌が不十分なサインかもしれません。
特に3日以上かけてゆっくり下がる場合は、ホルモン治療や生活習慣の改善が必要です。
東洋医学では 陽気 ようき の不足と考えます
特に高温期陽気をサポートするような漢方薬を服用していただくことで
改善することが多いです
3. 高温期が不安定(高温相不安定)
高温期に入っても体温が日によって上下し、
不安定なパターンが見られる場合、ホルモンの分泌量が適切ではない可能性があります。
この状態はストレスや過労、栄養不足などが影響していることが多いため、心身のバランスを整えることが大切です。
体をリラックスさせホルモンを安定させる漢方薬が適しています
PMSも少なくなり、月経前の苦痛が少ないです
高温期を安定させるためのアプローチ
40代で妊活に取り組む場合、体温の安定が妊娠力向上の鍵となります。
高温期のトラブルを改善するには、以下のポイントに注意してください。
ホルモンバランスを整えるための食生活:
この冬は根菜類がおすすめです 特に、さつまいも、里芋、にんじん、大根などがいいですよ
ストレス管理:ヨガや瞑想など、リラックスできる時間を確保することで、
体温の安定につながります。
東洋医学では23時までにベッドに入ることをお勧めしております
漢方薬の活用:高温期のトラブルを改善させるためには次の三つの条件の漢方薬を選んでください
1.効果の高い煎じ薬を使うこと
2.周期に合わせて漢方薬を使い分ける
3.効果の高い動物性生薬を使う
40代でも基礎体温をしっかりと観察し、適切に対処することで、妊娠に向けた体づくりが可能です。
特に、漢方薬を取り入れることでホルモンバランスを整え、高温期を安定させることが期待できます。
体質に合わせた漢方薬を上手に活用し、40代で赤ちゃんを望める
体作りをしていきましょう
ご相談してみたいと思った方はLINEからご予約お待ちしております