皆さん、こんにちは。40代で妊活をされている方々に向けて、寒さと冷えが妊活に与える影響と、その対策についてお話しします。
1. 外気温の変化に弱いタイプの冷え
外気の変化に体がうまく適応できず、冷えやすい方は、中医学でいう「衛気 えき」が少ない状態です。
このタイプの方は、防寒対策としてマフラーの使用をお勧めします。
また、風邪の症状に対応する漢方薬と共に、体の防衛機能を回復させる漢方薬を併用することが重要です。
2. 手先・足先の冷え
手先や足先が冷えるのは、血流が悪いことが原因です。
特に足先の冷えは下半身の冷えを示している場合があります。
月経痛、お尻の冷え、肩こり、抜け毛、めまいなどの症状がある方は、体の下腹部を温め、末端まで血流が行くような漢方薬がお勧めです。
3. 体の芯から冷えるタイプ
体を温める力が弱っている状態で、湯船に浸かっても中々温まらないこともあります。
中医学では「腎陽虚 じんようきょ」と言われるこのタイプは、
基礎体温の高温期が低いこともあります。しっかり体を温める漢方薬が効果的です。
冷えは妊活の大敵ですが、正しい知識と対策で、寒い季節も健康的に過ごし、妊娠しやすい体質を目指しましょう。何かご不明な点があれば、ご相談ください。