妊娠を希望する40代中盤の方々へ、
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)についてのお話をご紹介します。
PCOSは、未熟な卵胞が同時に複数育つ病気であり、
妊娠力が低下する原因とされています。
この記事では、43歳のお客様がPCOSを乗り越え、
半年間の漢方薬服用の結果、妊娠に成功された実話をお伝えします。
PCOSは、中医学的には
体の虚弱さにより老廃物が蓄積する状態
と考えられており、
このお客様のように
年齢による妊娠力の低下がある場合に特に影響を及ぼすことがあります。
当店にご来店いただいた
このお客様の最初の目的は、
実はダイエットとデトックスの漢方薬の利用でした。
来店当初80Kg近く体重がありました。
PCOSの病態を中医学的に考えると、
体内に老廃物が溜まっているため、
体をキレイにして、妊娠の準備を整えることが大切です。
そのため、
最初の3ヶ月から半年間、
漢方薬をしっかり利用して体内の老廃物を排出することが基本的な方針です。
このお客様に実際にお勧めした漢方薬は以下の通りです
温経湯 うんけいとう
延胡索 えんごさく 蒲黄 ほおう 五霊脂 ごれいし 紅花 こうか
亀鹿二仙膠 きろくにせんきょう
これらの漢方薬は、子宮卵巣周辺の血流を改善し、体を温める目的でお勧めしました。
内容を公開しましたが
特別な漢方薬なので、日本国内で用意できる漢方薬局は少ないと思います
漢方薬を服用後、お客様の最初の感想は、
「身体が温かくなってきたこと」
と
「月経痛が全くなくなったこと」でした。
このような感想は、
子宮卵巣周りの状況が改善されている兆候であり、
期待できる成果です。
PCOSの基本的な改善方法は
月経が正常化するまで約三ヶ月間、体の老廃物を排泄する漢方薬を服用していただき
その後、体の虚弱さを補う漢方薬に切り替えることが重要です
このお客様の場合、
最初の3ヶ月で冷え、
月経痛、肩こりが改善し、
月経が定期的になったことから、
デトックスが成功したと判断し、漢方薬を切り替えました。
最終的に、以下の漢方薬を3ヶ月間続けた結果、お客様は妊娠に成功しました
〈生理期〉:温経湯うんけいとう、桃仁とうにん、紅花こうか、益母草やくもそう
〈低温期〉:杞菊地黄丸こぎくじおうがん、二至丹にしたん、山薬さんやく、黄精おうせい
〈高温期〉:牛車腎帰丸ごしゃじんきがん、杜仲とちゅう、続断ぞくだん、イカリ草、山薬さんやく
病院での治療がうまくいかない方や、
40代の方で妊娠に対するプレッシャーを感じている方に、
ぜひ一度ご連絡いただき、漢方薬の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
PCOSを克服し、妊娠への一歩を踏み出すお手伝いをさせていただきます。