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こうれいう健康通信

50代のメンタルの谷  「なんとなく生きにくい」のは、あなたのせいじゃない

最近、こんなふうに感じていませんか?

特に大きなできごとがあったわけじゃないのに、朝起きたとき、なんとなく気持ちが晴れない。

以前はなんでもなかったことに、やたらとイライラする。

夜中に目が覚めて、そのまま眠れなくて、ぼんやりと天井を見つめている……。

 

「更年期だから仕方ない」と自分に言い聞かせながらも、


「これ、いつまで続くんだろう」と、心のどこかで不安になっていませんか。

 

50代は、からだもこころも、静かに変わっていく時期です。


ただ、その変化は ちゃんと理由がある「からだの不調を表すサイン」。
中医学の視点から、いっしょに読み解いてみましょう。

 

 

こんな症状、心当たりはありませんか?

  • 夜中の2〜3時に目が覚め、そのあと眠れない
  • 寝ているのに、汗で目が覚める(寝汗)
  • 突然、顔や上半身がカーッと熱くなる(ホットフラッシュ)
  • なんとなく気持ちが落ち込む、やる気が出ない
  • 些細なことで涙が出る、または怒りっぽくなる
  • 口や目が乾く、肌がかさかさする
  • 耳鳴りや、手足のほてりが気になる

 

ひとつでも当てはまるものがあれば、からだが何かを伝えようとしているサインかもしれません。

 

中医学から見る「50代のメンタルの谷」

 

中医学では、50代前後のからだの変化を「陰虚(いんきょ)」という状態で理解します。

 

「陰(いん)」とは、からだをうるおし、冷ます、落ち着かせる力のこと。
血液や体液、ホルモンのようなものをイメージしていただくと近いかもしれません。

 

若いころはこの「陰」が十分にあるので、熱くなってもすぐに冷やせるし、
眠れないときも自然と落ち着きを取り戻せる。


ところが50代になると、この「陰」が少しずつ減ってきます。

 

陰が減ると、からだの中のバランスが崩れ、相対的に「熱」が勝ってしまう状態になります。


これが、ホットフラッシュや寝汗、のぼせの正体。

 

そして、この「熱」はからだだけでなく、こころにも影響します


夜中に目が覚めてしまうのも、気持ちが落ち着かずイライラしやすいのも、
この「熱がこころを揺さぶっている」状態と考えるのです。

 

「メンタルの谷」は、気持ちの弱さではなく、陰が足りなくなったからだの反応
そう知るだけで、少し、ほっとしませんか。

 

自分でできること 陰をやさしく補う養生法

 

夜の過ごし方を変える

 

陰は夜に育まれます。

 

23時前にはからだを横にする習慣を。


スマホやテレビの光は「熱」を起こすので、就寝1時間前からは控えめに。

 「陰を補う食材」を意識して

白きくらげ、黒ごま、豆腐、山芋、はちみつ、松の実——これらはどれも、
からだをうるおす「陰」を補う食材です。
辛いもの・揚げもの・アルコールは「熱」を増やすので、このじきは少し控えてみましょう。

 

🌿 「急がない」時間をつくる

 

陰虚のからだは、焦りやストレスで一気に消耗します。
1日10分でいい。

なにもしない、ただぼーっとする時間を意識的につくってみてください。
それが、陰を守ることにつながります。

 

それでも、ひとりでは難しいですよね

 

養生法を試してみても、

「やっぱり眠れない」「気持ちが落ち込む日が続く」ということも、よくあります。

 

それは、あなたの努力が足りないのではなくて、
あなたのからだのバランスが、もう少し細かく整える必要があるということ。

 

漢方では、同じ「陰虚」でも、どの臓腑が弱っているか、
気・血のめぐりはどうか、体質はどうかによって、ぴったりのアプローチが変わります。

 

「50代のメンタルの谷」を、ひとりで抱えないでください。
あなたのからだとこころの状態を、いっしょに読み解きながら、
体質に合った漢方薬や養生法をご提案します。

 

いつでも、気軽にご相談ください。

 

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