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こうれいどう健康通信

朝起きられない・学校に行けない——もしかしたら「体」のSOSかも?

~起立性調節障害と不登校に中医学ができること~

 

「朝、起きようとしても体が動かない」

「学校のことを考えると気分が悪くなる」

「病院の検査では異常がないと言われたけれど、親としてはとても心配…」

 

そんなお悩みを抱えていませんか?

 

近年増えている「起立性調節障害(OD)」は、

自律神経のバランスが乱れて、朝起きにくくなったり、立ちくらみや頭痛、腹痛などが起こる症状です。

 

 

この不調がきっかけで、学校に行けなくなってしまうお子さんも少なくありません。

でも、体に不調があるからこそ、心にも元気が出ない。

 

中医学(中国の伝統医学)では、「心と体はつながっている」という考え方をもとに、

お子さん一人ひとりの体質に合わせて、丁寧に整えていきます。

 

 

中医学でみる「朝起きられない・不登校」の原因とは?

 

中医学では、「起立性調節障害」という名前はないものの、

その症状を「気(き)の不足」や「血のめぐりの滞り」として捉えます。

特に成長期のお子さんに多いのが、以下のような体質です:

 

 

脾気虚(ひききょ):胃腸のエネルギー不足

食が細い、疲れやすい、朝がとにかく苦手…そんなタイプには、体にエネルギーをチャージする漢方薬が使われます。

🔸おすすめ:六君子湯、補中益気湯

 

 

腎陽虚(じんようきょ):冷えと成長エネルギー不足

夜になると元気でも、朝になるとグッタリ。足腰が冷えたり、やる気が出ないタイプです。

🔸おすすめ:八味地黄丸、牛車腎気丸

 

 

肝気鬱結(かんきうっけつ):ストレスによる気のつかえ

プレッシャーや人間関係で心がふさがっている状態。

胸がつかえるような感じがあり、イライラや不安が出やすいタイプ。

🔸おすすめ:逍遙散、柴胡疏肝散

 

 

気血両虚(きけつりょうきょ):エネルギーと栄養不足のWパンチ

立ちくらみや顔色の悪さ、月経の不調(特に女の子)などが出ているタイプです。

🔸おすすめ:帰脾湯、十全大補湯

 

 

おうちでできるケアもたくさんあります

漢方薬だけでなく、毎日の暮らしの中でも体質を整えるヒントがあります。

 

 

お腹と足元を冷やさない:湯たんぽや腹巻きがおすすめ

食事にひと工夫:山芋、黒ごま、なつめなど「補う」食材をプラス

軽いストレッチや散歩:朝日を浴びることも、自律神経に◎

ツボ押し:百会・足三里などのツボを、優しくなでるだけでもOK

 

 

「心の問題」ではなく「体からのメッセージ」

不登校になると、つい「気持ちの問題なのでは」と感じてしまうこともあるかもしれません。

でも中医学では、「心と体は一つ」と捉えています。

 

 

体の中にめぐりの滞りやエネルギー不足があると、自然と心も動きにくくなる。

だからこそ、体を整えることで、心も前向きになっていくのです。

 

最後に|焦らず、でも希望は捨てずに

 

お子さんの不調は、お母さんにとっても本当に心配ですよね。

 

でも大丈夫です。中医学には、「病名ではなく、その子自身を見る」という考え方があります。

 

起きられない朝も、元気が出ない日も、

その子のリズムを尊重しながら、体の声に耳を傾けてあげることが、回復の第一歩です。

「今は少し休むとき」

「でも、必ず動き出せる日がくる」

そんな気持ちで、ぜひ中医学の力を取り入れてみてください。

もしご不安なことがあれば、どうぞいつでもご相談くださいね。

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