あなたの月経は、身体からの「大切な手紙」です。
〜不妊治療のその前に、中医学で体質と向き合う〜
35歳を過ぎ、「そろそろ本気で……」と思いながらも、なかなか授からずにいらっしゃるあなた。
基礎体温やタイミングに追われる日々に、心と身体が少しずつ疲れていませんか?
中医学では、妊娠しやすい身体づくりの土台は、まず「月経を整える」ことにあると考えます。
月経は、子宮という「畑」の状態を教えてくれる、毎月届く大切な手紙のようなもの。
その手紙を丁寧に読み解くことで、あなたに必要な養生の道筋が見えてきます。
「スムーズであること」が大切~「肝」の働きとストレス~

月経前になると、イライラや乳房の張りが強くありませんか?
周期がバラバラで、経血に塊が混じる場合は、「肝気鬱結」のサインかもしれません。
中医学で「肝」は、気血の流れを司り、情緒とも深く関わります。
ストレスで気の流れが滞ると、卵胞の発育や排卵、子宮内膜の剥離までもがスムーズにいかなくなることがあります。
まずはご自身の心の状態をいたわること。それが、生殖機能を整える第一歩です。
「温かさ」と「栄養」が命~「腎」と「血」の充実~

「手足が冷える」「腰が重だるい」。
生命の根源を蔵する「腎」と、エネルギーを作る「脾」の力が弱まると、
身体は冷え、子宮を温める力が不足します。
また、経血量が少なく色が薄い、めまいがする場合は、「血虚 けっきょ」、
つまり身体を滋養する血が足りていない状態。
35歳を過ぎると、中医学では「腎気」が自然と減り始めると考えられています。
質の良い睡眠と栄養で血を補い、腹部を温めて腎気を養うことは、卵子の質や内膜の厚みを育む土台作りになります。
「余分な水分」が邪魔をしていませんか?~「脾」の働きと湿気~

身体が重だるく、むくみやすい。
消化吸収を担う「脾」の力が弱ると、余分な水分(湿邪)が体内に溜まり、それが子宮や卵管周辺の気血の流れを妨げることがあります。
身体を冷やす飲食や、甘いもの・脂っこいものの摂りすぎに注意し、身体の「除湿」を心がけてみましょう。
あなたの月経の様子は、いかがでしょうか。
この「身体からの手紙」は、単なる不調の羅列ではなく、「今、私の身体に何が足りていないのか」
「どこを癒せば良いのか」を教えてくれる、優しい導きです。
検査数値だけでは見えなかった、あなた自身の体質を知ることは、確かな地図を手に入れることです
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