40歳未満で卵巣の機能が低下し、月経が止まったり、
不妊や更年期のような症状が現れたりする「早発卵巣機能不全(POF)」。
西洋医学ではホルモン補充療法が中心となりますが、
「根本から体を整えたい」「妊娠の可能性を少しでも残したい」と思う方にとって、漢方という選択肢が注目されています。

漢方ではPOFを「卵巣の不調」だけでなく、
体全体のバランスの乱れとして捉えます。
中心にあるのは「腎虚(じんきょ)」
──“腎”とは、生殖や成長、老化と関わるエネルギーの源。
ここが弱ると、卵巣の働きも落ちてしまうのです。
さらに、
-
肝鬱(かんうつ):ストレスで気の巡りが滞っている
-
血瘀(けつお):血流が悪く、栄養が届きにくい
-
湿痰(しつたん):体内に余分な水分や汚れが停滞 といった要因も複雑に絡み、POFの原因になると考えられています。
POFに対する漢方のアプローチとは?
- 腎を補って土台を整える
- 血の巡りを良くして、栄養とホルモンの通り道を開く
- ストレスによる気の滞りを解消し、自律神経も整える
- 冷え、不眠、イライラなどの全身症状を改善し、妊娠力を高める体質へ
漢方薬は自然のものですが、自己判断で選ぶと逆効果になることも。POFのように体質が複雑に絡む症状には、専門家による丁寧な体質チェックが必須です。
また、効果の出方は人それぞれ。すぐに結果が出なくても、焦らず体を整えていくことがとても大切です。
POFという言葉に、不安や絶望を感じている方もいるかもしれません。
でも、漢方には「体を根本から整えて、未来をひらく」という力があります。
もし「何か他の方法も試してみたい」と思われたなら、
漢方という選択肢を、心に留めてみてくださいね。
気になることは公式LINEからお問い合わせいただけたら幸いです