毎月の生理、ただ“やり過ごすだけ”になっていませんか?
月経のバランスで悩んでいるみなさん こんにちは
妊活や体調管理の相談にいらっしゃるお客様から、よくこんなお声をいただきます。
「生理が来るたびに気分が落ち込む」
「体がだるくて何もできない」
「痛みが強すぎて、毎月つらい…」
でも、ちょっと待ってください。
その生理の状態、実はあなたの“体質”を教えてくれるサインかもしれません。
東洋医学では「生理=体の鏡」
東洋医学では、生理(月経)はただの周期現象ではなく、
“気”や“血”の流れ、内臓の働き、心の状態…
体全体のバランスがどうなっているかを教えてくれる大事な鏡と考えます。
つまり、生理をよく観察することで、
「自分の体のどこが弱っているか?」
「今、何を整えたらいいのか?」が見えてくるんです。
あなたはどの体質?生理の様子からセルフチェック!
いくつか代表的なタイプをご紹介しますね。
🔥【熱タイプ】
・生理が早めに来る
・経血が濃くてドロッとしている
・のぼせ、イライラ、便秘がち
→ 熱がこもっている状態かも。体を冷ますケアが必要です。
🪫【気虚タイプ】
・経血が薄くてサラサラ
・疲れやすい、息切れ、風邪をひきやすい
→ エネルギー不足。胃腸やお腹を整えるケアが合います。
❄️【寒タイプ】
・生理が遅れる
・経血が少なくて冷える
・手足が冷たい、下痢しやすい
→ 体の中から温めて、巡りを良くすることが大切です。
🌫【血虚タイプ】
・生理が遅くて量が少ない
・顔色が悪い、めまい、髪がパサつく
→ 血をしっかり補って、栄養のある体に整えましょう。
💨【気滞・肝うつタイプ】
・生理周期がバラバラ
・胸やお腹が張る、情緒が不安定
→ ストレスによる気の滞り。香りやリラックスが大切です。
🩸【血瘀タイプ】
・塊が多く、刺すような生理痛
・シミやアザができやすい
→ 血流の滞り。運動や血行促進の食材が助けになります。
体質を知ると、生理が“ケアのヒント”になる
「私はこのタイプかも…」
そう感じた方は、まず日々の生活を見直してみてください。
● 熱タイプ → きゅうり、トマト、苦味のある野菜を
● 気虚タイプ → 山芋、お米、鶏肉でエネルギーチャージ
● 寒タイプ → 生姜やネギ、スープで温める
● 血虚タイプ → レバー、黒ごま、ほうれん草などで血を養う
● 気滞タイプ → ハーブティーや香りでリラックス
● 血瘀タイプ → 玉ねぎ、青魚などで巡りをサポート
生理は“毎月の健康通信”のようなもの。
我慢せず、見過ごさず、体の声に耳を傾けてみてくださいね。
最後に…
不調が続いていたり、どのタイプか分からないという方は、どうか一人で悩まずご相談ください。
漢方には、“あなたの体にぴったり合った整え方”があります。
厚麗堂薬局では、一人ひとりの体質を丁寧に見て、
一緒に改善の道を探していきます。
毎月を、少しでも心地よく過ごせますように。
そのための漢方、あなたのためにご用意しています。