
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
で妊活がうまくいかずお困りの方
「なかなか排卵しない…」「生理がバラバラ…」
そんなお悩みを抱えていませんか?
最近、当店にも「PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)」と診断された方が多く来られます。
卵巣に未熟な卵胞がたくさんあって、排卵がうまくいかない──
それがPCOSの特徴で、不妊の原因のひとつとも言われています。
でも、中医学では「排卵がうまくいかない=ホルモンが悪い」ではなく、
体のバランスが乱れているサインと考えます。
PCOSの背景にある中医学的な体質とは?
同じPCOSでも、体質は人によってまったく違います。
中医学では次のようなタイプに分けて考えます。
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→ ホルモンバランスの軸が弱くなっている状態。
基礎体温がガタガタ、生理周期が長いor止まる、などの特徴があります。
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🔹痰湿タイプ
→ 体に“余分なもの”がたまって、うまく排卵できないタイプ。
むくみ、肥満傾向、だるさ、ニキビなどがサインになります。
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🔹瘀血タイプ
→ 血の巡りが悪く、卵巣や子宮に必要な栄養が届いていない状態。
生理に塊がある、痛みが強い、唇や舌の色が暗め…そんな特徴が出やすいです。
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🔹肝鬱タイプ
→ ストレスで気の巡りが止まり、排卵がスムーズにいかないタイプ。
イライラ、胸が張る、ため息が多い…など情緒が乱れやすい傾向があります。
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PCOSの漢方的アプローチとは?
中医学では、ただ卵胞を育てるだけでなく、
「育ちやすくて、排卵しやすい体」をつくることを目指します。
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✅ 月経周期に合わせた“周期療法”
月経期・卵胞期・排卵期・黄体期と、周期に合わせて使う漢方薬を切り替えていきます。
「今の時期の体に合った処方」で、体のリズムを整えながら妊娠力を高めていきます。
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✅ 体質ごとのオーダーメイド処方
•痰湿タイプの方には→ 余分な水を抜いて卵巣を軽くする処方
•瘀血タイプの方には→ 血を巡らせて子宮環境を整える処方
•肝鬱タイプの方には→ 気の巡りを良くして排卵を促す処方
それぞれに、必要な漢方が変わってきます。
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大切なのは、体の声を聞くこと
PCOSと聞くと「私は妊娠できないかも…」と不安になるかもしれません。
でも実際には、体をしっかり整えてあげれば、自然に排卵が起こるケースもたくさんあります。
実際に当店でも、腎を補いながら、痰湿や瘀血をしっかりケアして、自然妊娠された方がいらっしゃいます。
「私の体に必要なのは何だろう?」
「どの漢方薬が合っているんだろう?」
そんな疑問が出てきた方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたに合った“妊娠体質づくり”、一緒に考えていきましょう🌿