
「子宮筋腫があるけれど、妊娠できるかな…?」
そんな不安を抱えてご相談に来られる方は、実はとても多いんです。
子宮筋腫は女性の3〜4人に1人が持っていると言われる良性の腫瘍。
でも、できる場所や大きさによっては、
着床の妨げになったり、流産のリスクが上がったりと、妊娠に影響が出ることも。
西洋医学では手術やホルモン療法も選択肢の一つですが、
漢方では「体全体のバランス」を整えることで、
子宮筋腫に負けない体
と
妊娠しやすい体づくりの両方をサポートすることができるんです。
子宮筋腫と漢方 〜タイプ別に見る中医学の考え方〜
中医学では子宮筋腫のことを「癥瘕(ちょうか)」と呼びます。原因となるのは主に、
•気の巡りの滞り(気滞)
•血の巡りの悪さ(血瘀)
•水分代謝の乱れ(痰湿)
•生殖力の低下(腎虚)
が絡み合っていると考えます。
大事なのは、「あなたがどのタイプなのか」をしっかり見極めること。
① 気滞血瘀 きたいけつお タイプ
ストレスで気が巡らなくなり、血も滞るタイプ。
月経痛が強く、経血に塊が多い方によく見られます。
→ 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)や、気の巡りを整える漢方を使います。
② 痰湿 たんしつ タイプ
体に余分な水分が溜まりやすい方。むくみやすく、体が重だるく、おりものが多い傾向が。
→ 温経湯(うんけいとう)などで体を温め、水の巡りを整えます。
③ 腎虚 じんきょ タイプ
年齢的な体力の低下や、妊娠に向けた力が弱まっている状態。冷えや疲れやすさが特徴です。
→ 亀鹿仙(きろくせん)
や
双料参茸丸(そうりょうさんじょうがん)などで腎を補います。
⸻
妊娠を目指すために大切な3つのステップ
1.まずは「血の巡り」を整えること
→ 瘀血(おけつ)を改善して、子宮の環境をクリアにします。
2.次に「腎の力」を補うこと
→ 妊娠に必要なエネルギーを補充しましょう。
3.最後に「気血のバランス」を整えること
→ ふかふかの子宮内膜をつくり、着床しやすい状態へ。
⸻
日常生活でできることもたくさんあります
•体を冷やさない(腹巻・温かい飲み物)
•黒い食材を積極的に(黒ごま、黒豆、山芋など)
•適度な運動(ウォーキングやヨガ)
•ストレスケア(深呼吸、趣味を楽しむ)
•しっかり寝る(とくに22時〜1時は大事なホルモンの時間)
子宮筋腫があっても、妊活をあきらめなくて大丈夫。
漢方は、あなたの体質やリズムに合わせて、
無理なく妊娠しやすい体へ導いてくれるやさしい選択肢です。
ご興味のある方はぜひ公式LINEから
お問い合わせお待ちしております