
~妊娠力を高めるための漢方体質改善法~
「毎日、基礎体温を測ってるのに、グラフがバラバラで本当に妊娠できるか心配…」
そんなふうに、不安や焦りを感じていませんか?
実は、基礎体温の乱れは単なる“グラフの揺らぎ”ではなく
、体の内側のバランスが崩れているサインかもしれません。
中医学(東洋医学)では、
妊娠のしやすさは「気・血・水(き・けつ・すい)」のバランスに大きく関係していると考えます。
今回は、基礎体温が不安定な方によくみられる体質タイプと、
体の内側から妊娠力を高めるヒントをお伝えします。
中医学が見る「ガタガタ体温」の3つの体質タイプ
1. ストレスによる「気の巡りの乱れ(気滞)」タイプ
✔ 月経前になるとイライラする
✔ 胸やお腹が張る
✔ グラフが全体的にギザギザ
このタイプは、ストレスやプレッシャーで「気」の巡りが滞り、ホルモンバランスにも影響が出ています。
💊 おすすめ漢方
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逍遙散(しょうようさん)
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加味逍遙散(かみしょうようさん)
2. 血の不足による「血虚」タイプ
✔ 顔色が白っぽい
✔ めまいや立ちくらみがある
✔ 月経量が少なく、グラフがフワフワと低め
このタイプは、血の不足で体が冷えやすく、ホルモンの材料も足りない状態です。
💊 おすすめ漢方
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当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
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婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
3. 体を温める力が足りない「陽虚」タイプ
✔ 高温期が上がらない・短い
✔ 冷えやすい、疲れやすい
✔ 基礎体温が全体的に低め
このタイプは「腎の陽気」が不足し、体がうまく温まらないことで、着床のチャンスも逃しやすい状態です。
💊 おすすめ漢方
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桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
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八味地黄丸(はちみじおうがん)
今日からできる中医学的セルフケア
漢方薬だけでなく、毎日の過ごし方もとても大切です。
体を内側から温め、妊娠しやすい土台を整えていきましょう。
🌿 早めの就寝
夜11時〜2時は「血を養う時間」。なるべくこの時間帯に眠りましょう。
🧘♀️ ゆるやかな運動
気の巡りを整えるには、ヨガや太極拳、軽いウォーキングがおすすめです。
🔥 丹田を温める
おへその下を腹巻きやカイロでじんわり温めることで、体の“陽気”が元気になります。
🌬 ストレスをためない
深呼吸、瞑想、好きな音楽や香りを取り入れて、こころをゆるめる時間を持ちましょう。
最後に:体温グラフは、あなたの体の声
「排卵してるのか分からない…」
「いつになったら整うんだろう…」
そんな気持ちになる日もあると思います。
でも、基礎体温は、あなたの体が発してくれている声でもあります。
無理に“整える”のではなく、体質から少しずつ整えていくことで、
自然と妊娠力は高まっていきます。
焦らず、でも諦めずに。
体の声を聴きながら、3ヶ月〜半年、丁寧に向き合ってみてくださいね。
その先に、きっと「変化」が待っています。
当店は妊活のご相談が得意な薬局です
ぜひご相談お待ちしております