40代からの代謝の低下対策
代謝の変化と向き合う
40代に入ってから、
「食べる量は変わらないのに体重が増えてきた」
「若い頃と同じ量の食事をすると、すぐに太ってしまう」
そんな経験はありませんか?
これは、年齢とともに基礎代謝が
ゆっくり落ちていく自然な変化です。
だからこそ、無理な食事制限やハードな運動ではなく、
体に負担をかけない方法で代謝を整えることが大切なんです
ここで頼りになるのが、中医学(漢方)の知恵です。
中医学から見た「太りやすい体質」の2タイプ

中医学では「弁証論治(べんしょうろんち)」という考え方に基づき、
体質や状態に合わせた方法を選びます。
太りやすさも大きく分けると実証タイプと虚証タイプがあります。
実証タイプ(防風通聖散が合う場合)
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がっしりした体格で顔色が赤め
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食欲旺盛で脂っこいものが好き
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便秘がちでお腹の張り感がある
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汗をかきやすく、体が熱っぽい
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イライラしやすい
このタイプには、余分な熱や水分を外へ出す防風通聖散などが向いています。
虚証タイプ(補中益気湯などが合う場合)
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疲れやすく、顔色が青白い
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むくみやすく手足が冷える
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食欲は普通〜やや少なめ
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やわらかめの便または下痢しやすい
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声に力がなく、気力が続かない
このタイプには、消化吸収を助けて気力を補う補中益気湯や六君子湯が合います。
40代から増える「肥人多虚(ひじんたきょ)」とは?

中医学には「肥人多虚」という言葉があります。
意味は「太っている人の多くは、体の機能が弱っている(虚証)」というもの。
特に40代以降の体重増加は、この虚証によるものが多く、
市販の漢方ダイエット薬(実証向け)では逆効果になることも。
例えば、防風通聖散を虚証の方が飲むと…
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体力低下
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食欲不振
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下痢・胃腸不良
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冷えの悪化
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めまい・立ちくらみ
こんな不調を招く可能性があります。
体の中から整えるダイエット

40代からのダイエットは、「いかに無理せず代謝を上げるか」が成功のカギ。
中医学の「肥人多虚」の考え方を理解し、自分の体質に合った方法を選ぶことで、
健康的に理想の体を目指せます。
当店では、脈診や舌診を行い、一人一人に合わせた漢方をご提案しています。
「年齢とともに代謝が落ちてきた」と感じる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
あなたにぴったりの、やさしいダイエット法をおすすめいたします