「皮膚科に通って薬も塗っているのに、またニキビが出てきた…」
そんな悩みを抱えていませんか?
思春期を過ぎても繰り返す大人ニキビ。
洗顔やスキンケアを見直しても改善せず、鏡を見るたびに気分が落ち込む…。
実はそのニキビ、「体の内側のバランスの乱れ」が関係しているかもしれません。
漢方(中医学)では、肌は「内臓の鏡」と考えます。
つまり、皮膚に現れるトラブルは、体の内側からの“サイン”なのです。
■ ニキビの原因を漢方で読み解くと…
中医学では、ニキビの原因を大きく3つに分けて考えます。
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肺経風熱(はいけいふうねつ)タイプ

ストレスや睡眠不足、辛い食べ物で「熱」がこもるタイプ。
赤くポツポツとしたニキビが頬やおでこにできやすく、のどの渇きや便秘を伴うことも。
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腸胃湿熱(ちょういしつねつ)タイプ

甘いもの・脂っこい食事・お酒が多い方に多く見られます。
顔の下半分に大きくて痛いニキビが出やすく、肌のべたつきや口臭、便秘が気になるのが特徴です。
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痰湿瘀滞(たんしつおたい)タイプ

長引く・硬い・跡が残るニキビに多いタイプ。
代謝が落ちて老廃物がたまり、血の巡りが悪くなっている状態です。顎まわりやフェイスラインにできやすく、冷えや肩こりを伴うこともあります。
■ 「肌を整える」だけじゃない、体を整えるアプローチ
西洋医学では炎症を抑える治療が中心ですが、
漢方では「なぜ炎症が起こるのか?」という根本を整えます。
たとえば、
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熱を冷ます「清熱 せいねつ」
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余分な水分を排出する「祛湿(きょしつ)」
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血流を整える「活血 かっけつ」
など、体質に合わせて内側から整えるのが特徴です。
また、生活習慣も大切です。
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肺経風熱タイプ:夜更かしを避け、辛い食べ物やコーヒーを控える
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腸胃湿熱タイプ:揚げ物・甘いもの・お酒を控え、野菜や豆類を多めに
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痰湿瘀滞タイプ:冷たい飲み物を避け、軽い運動で代謝を上げる
体のバランスが整ってくると、自然と肌トラブルも落ち着いていきます。
■ ニキビは「体の声」

繰り返すニキビは、ただの肌トラブルではなく「今の自分の状態を知らせてくれるサイン」です。
頬にできたら「ストレスが溜まっているかも」
あごにできたら「ホルモンバランスや冷え」など、部位にも意味があります。
だからこそ、「どの薬が効くか」だけでなく、「なぜできたのか?」を見つめることが大切。
漢方では、その原因を一人ひとりの体質に合わせて丁寧に整えていきます。
病院での治療を続けても治らないニキビに悩んでいる方へ。
もしかしたら、体の内側にある“乱れ”を整えることがカギかもしれません。
肌はあなたの体の状態を映す鏡です。
焦らず、自分の体と向き合いながら、「内側から輝く美肌」を育てていきましょう。
当店は肌に強い 漢方相談員が在籍しております
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