〜心と体を整えて「授かる力」を育む〜
「検査では異常がないのに、なかなか妊娠しない…」
そんなお悩みを抱えている方にこそ、
東洋医学の“養生”という考え方を知ってほしいと思います。
養生とは、薬を使う前に「日々の暮らしの中で、自分の体を整えること」
小さな積み重ねが、やがて大きな変化を生みます。
ここでは、『黄帝内経 こうていだいけい』に基づいた10の原因の中から、
特に多くの女性に当てはまる「妊活養生5選」をご紹介します。
①「子宮の冷え」〜冷えを取って子宮をあたためる〜

子宮の冷え(宮寒)は、妊娠を妨げる大きな要因のひとつ。
冷たい飲み物や生もの、アイスなどの摂りすぎ、
また下半身の冷えが続くことで、卵巣や子宮の血流が滞りやすくなります。
下腹部を温めること、足首を冷やさないこと、そして入浴で“芯から温まる”習慣を大切にしましょう。
②「脾胃虚弱」〜食べたものが血になる力を高める〜

東洋医学では、脾と胃は「後天の本」と呼ばれ、生命エネルギーの源です。
冷たいものや甘いものの摂りすぎは、脾胃を弱らせてしまい、エネルギーや血が作られにくくなります。
食事は“温かいスープ”を中心に。特に朝食を抜かず、
消化に優しいおかゆや味噌汁を摂ることで、妊娠しやすい体の土台を作れます。
③「肝気鬱結」〜ストレスをためず、気をめぐらせる〜

「イライラ」「焦り」「ため息が多い」――そんなとき、肝の働きが滞っているサインです。
肝は“気の流れ”をコントロールする臓で、ストレスで滞ると排卵や月経周期にも影響が出ます。
軽いストレッチや深呼吸、好きな音楽で気持ちを緩めてみましょう。
「頑張りすぎず、自分を責めないこと」も立派な養生です。
④「痰湿」〜体の中の“余分なもの”を出す〜

体の中にたまった老廃物や脂肪分、いわゆる「痰湿」は、子宮や卵巣の働きを鈍らせます。
「むくみやすい」「体が重い」「舌に白い苔が多い」人は要注意。
運動不足や夜更かしを見直し、代謝を上げる生活を心がけましょう。
おすすめは、朝の白湯と「小豆・はと麦粥」。体の湿を優しく排出してくれます。
⑤「気血両虚」〜気と血を満たす〜

疲れやすい、顔色が白っぽい、月経量が少ない人は、気血不足のサイン。
“気”は生命の動力、“血”は栄養の源です。どちらも不足すると、妊娠を支える力が足りなくなります。
黒ごま、なつめ、クコの実、レバー、赤身肉など、血を養う食材を意識的に取り入れましょう。
まとめ:小さな積み重ねが「授かる力」を育てる
東洋医学では、
「不妊=病気」ではなく「体のバランスの乱れ」として捉えます。
体を温め、心をほぐし、気血を満たしていく――
その積み重ねが、妊娠しやすい体を自然と育てていきます。
焦らず、自分の体を信じてください
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