「連休が終わったとたん、体が動かない」
「気力が出ない。なんとなく憂うつ」
「朝、会社や学校に行こうとすると体が重くなる」
そんな症状を感じていませんか?
いわゆる「五月病」と呼ばれるこの状態は、
意志の弱さでも、甘えでもありません。
体の中で、ちゃんとした理由があって起きていることです。
春は「肝(かん)」が疲れやすい季節

中医学では、春は「肝(かん)」『感情の流れやストレスの調節を担う機能』が活発になる季節です。
新年度の緊張や変化の中でフル稼働していた肝のエネルギーが、
GWの休息でいったん緩み、連休明けに再び切り替えを迫られる。
この落差が、体と心に大きな負担をかけます。
この状態を
「肝気鬱結(かんきうっけつ)」『気のエネルギーが滞った状態』
と捉えます。
気が詰まると、気分の落ち込み・イライラ・胸のつかえ・睡眠の乱れといった症状として現れてきます。
こんな体質の方に出やすい症状
気が滞りやすい「ストレスため込みタイプ」は、
感情を内側に抑え込みやすく、GW明けに気力が突然なくなることがあります。
エネルギーが不足している「気虚(ききょ)タイプ」
いわば「エネルギー電池切れタイプ」は、連休前から疲れが蓄積しており、休んでも回復しきれないまま5月を迎えることが多いです。

消化機能が弱い「脾虚(ひきょ)タイプ」
「胃腸が弱いタイプ」は、食欲不振・気力低下・午前中のだるさとして症状が出やすい傾向があります。
漢方にできること
漢方では、まず今の体質を丁寧に確認し、どのタイプの不調が起きているかを見極めます。
どの漢方を使うかは、体質によって決めます。
気の滞りを流すのか、消耗したエネルギーを補うのか、方向性はまったく異なります。
一人ひとりの状態に合わせることが、漢方の大切な特徴です。
「たかが五月病」と放っておくと、夏にかけて長引くこともあります。
体が「助けて」と出しているサインを、どうか見逃さないでください。
様子がおかしいな と思ったらぜひご相談くださいね