妊活中の皆さんこんにちは
本日はPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)でお悩みの方向けに中国の老中医(達人の漢方医師)
の治療方法をお伝えします。ちなみにこのシリーズは僕はとっても楽しいのですが、
お客様から「内容が専門的過ぎます」と言われてしまったので、今回が最終回です!
さて、今回の老中医の先生は
夏桂成先生です!!
日本でも有名な
「周期療法」を作った先生ですね
この本の中に周期療法詳しく書いてありますね!
どうでもいい事ですが、中国の本はなぜか赤い色の本が多いですね!
さて、夏先生がどの様にPCOSを治療していくかご紹介しますね
①PCOSの多くは卵胞の発育障害と考えている
②特に月経5〜13日目の卵胞の発育をサポートする事が必要
③補腎(子宮卵巣のパワーUP)と月経周期の調節が必要
と考えているそうです。
夏先生は周期療法の達人ですので、PCOSの治療にも周期療法を応用されています
①月経初期
月経初期は陰が不足するので六味地黄丸を中心として考える
これは当店にある生薬で六味丸を作っている所
②月経中期
月経中期は陰陽而動の時期なので滋陰の漢方薬に動を加える
プラスするもの
・続断、肉蓯蓉、兎絲子
・疏肝解鬱の生薬を加えて気機の運動を推動する
・少量の活血薬によって陰血の成長を助ける
③月経前
この時期は陽(高温期)から陰(生理期)に変化する時期なので、
化痰利湿、活血調経を意識した漢方薬を選びます
周期療法は色々なところに応用が可能ですね。
これは私の考えですが、
周期療法をきちんと再現できるのは煎じ薬ならでは
だと考えております。