PCOS(多嚢胞性卵巣症候群) の漢方薬 名老中医の治療法紹介 その④夏桂成先生

妊活中の皆さんこんにちは

本日はPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)でお悩みの方向けに中国の老中医(達人の漢方医師)

の治療方法をお伝えします。ちなみにこのシリーズは僕はとっても楽しいのですが、

お客様から「内容が専門的過ぎます」と言われてしまったので、今回が最終回です!

さて、今回の老中医の先生は

夏桂成先生です!!

日本でも有名な

「周期療法」を作った先生ですね

この本の中に周期療法詳しく書いてありますね!

どうでもいい事ですが、中国の本はなぜか赤い色の本が多いですね!

 

さて、夏先生がどの様にPCOSを治療していくかご紹介しますね

①PCOSの多くは卵胞の発育障害と考えている

②特に月経5〜13日目の卵胞の発育をサポートする事が必要

③補腎(子宮卵巣のパワーUP)と月経周期の調節が必要

と考えているそうです。

夏先生は周期療法の達人ですので、PCOSの治療にも周期療法を応用されています

①月経初期

月経初期は陰が不足するので六味地黄丸を中心として考える

これは当店にある生薬で六味丸を作っている所

 

②月経中期

月経中期は陰陽而動の時期なので滋陰の漢方薬に動を加える

プラスするもの

・続断、肉蓯蓉、兎絲子

・疏肝解鬱の生薬を加えて気機の運動を推動する

・少量の活血薬によって陰血の成長を助ける

 

③月経前

この時期は陽(高温期)から陰(生理期)に変化する時期なので、

化痰利湿、活血調経を意識した漢方薬を選びます

 

周期療法は色々なところに応用が可能ですね。

これは私の考えですが、

周期療法をきちんと再現できるのは煎じ薬ならでは

だと考えております。

 

当店は栃木県最多の生薬を常備しております

ぜひご相談くださいませ!!