乳がんは、日本の女性が最もかかりやすいがんと言われています。
特に30代後半から増え始め、「もしもの時、自分はどうしたらいいの?」
と不安を抱える方も多いのではないでしょうか。
病院での治療はもちろん大切ですが、
漢方(中医学)は体全体のバランスを整え、治療のサポートをする役割が得意です。
中医学では、乳がんは「気の巡り」「血の巡り」
「痰(たん:老廃物)」「体のエネルギー不足」が複雑に絡んで発生すると捉えています。
そこで今回は、
体質別に良く使われる漢方を、わかりやすくご紹介します。
①「ストレス体質」肝気鬱滞(かんきうったい)

特徴
-
胸にしこり、張った痛み
-
イライラしやすい
-
月経前に症状が悪化
-
ため息が増える
舌・脈のサイン
舌は赤み、脈は弦のように張る
漢方薬でのサポート
➡ 気の巡りを良くしてしこりを改善
良く使われる漢方
逍遥散(しょうようさん)
ストレスによる女性バランスの乱れに◎
②「冷え&停滞体質」衝任失調・気滞血瘀(けったいけつお)

特徴
-
しこりがはっきり触れる
-
月経不順・腰痛
-
からだが冷えやすい
-
黒っぽい経血
漢方薬でのサポート
➡ 血の滞りを改善し、冷えを取る
良く使われる漢方
左帰丸(さきがん)+ 四物湯(しもつとう)
血を補いながら冷えと滞りを改善
③「代謝低下・ドロドロ体質」脾虚痰湿(ひきょたんしつ)

特徴
-
胸が重く張る
-
だるい、むくむ
-
胃腸が弱い
-
舌がぽってりして白い苔
漢方薬でのサポート
➡ 胃腸を元気にし、余分な湿を排出
良く使われる漢方
参苓白朮散(じんれいびゃくじゅつさん)
体の内側の「老廃物渋滞」を改善
*進行期のサポートにも

漢方薬の中には 抗がん剤治療と併用し
-
副作用の軽減
-
QOL(生活の質)改善
-
局所再発予防
などに役立った報告がある漢方処方も紹介されています。
例)柴胡桂枝乾姜湯、桃紅四物湯、補腎薬など
「病院治療のじゃまをしない」
それが漢方が選ばれる大きな理由です。
大切なのは“自分に合う漢方を選ぶこと”
乳がんという大きな問題を前に、
「何か自分にできることはないかな…」
そう感じる女性はとても多いです。
でも、漢方は
✔ 病名だけで選ばない
✔ 体質を見極めることが最重要
というのが大原則。
同じ乳がんでも
原因となっているバランスは人によって違うからです。
「病院に任せるだけじゃ不安」
「副作用がつらい」
「もう少し楽に過ごせたら…」
もし今、
・胸の違和感が不安
・再発が心配
・治療と上手に付き合いたい
と感じていたら、体質から整える視点を取り入れてみませんか?
気になることは公式LINEからご相談お待ちしております